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2016.06.26 21:23
マイル王モーリス香港のJ.モレイラ騎手と共に8.21札幌記念(G2)参戦へ!陣営の迅速な決断の「裏側」にあった既定路線とは
編集部
すでにモーリスとは今春の香港のチャンピオンズマイル(G1)でコンビを組み、「今日は誰が乗っていても勝っていたよ」と最大限の賛辞を送っている。そんなアジアを制した最強タッグが、今夏の札幌記念で再結成されるというわけだ。
「実はモーリスの札幌記念挑戦は、安田記念よりかなり以前に有力な選択肢として存在が噂されていました。以前から、モレイラ騎手が日本に短期免許で来日するなら8月が中心といわれており、身元引受人がモーリスを管理する堀調教師になることも、春からの既定路線だったからです」(競馬記者)
安田記念で2着に敗れた際は、宝塚記念(G1)や欧州挑戦を含めたすべてのプランが白紙となり、引退説さえ囁かれていたモーリス。意外に早い復帰プランの発表となったが、どうやら陣営にとっては既定路線の一つであったようだ。
「昨夏の初来日以来、モレイラ騎手の日本競馬への関心は高まるばかりだそうです。昨年をきっかけに、今年のドバイでもドバイシーマクラシック(G1)のラストインパクトやユウチェンジに騎乗するなど、日本競馬との関係構築に余念がありません。今回の短期免許での来日は、モレイラ騎手にとって日本競馬に進出するための試金石となるでしょうね」(同)
昨年の初来日では、ワールドオールスタージョッキーズ優勝だけでなく、僅か2日間で7勝を挙げたモレイラ騎手。短期免許での滞在となれば、昨年以上の有力馬がその手元に集結することは間違いなく、今年の夏競馬を大きく盛り上げる一人になってくれそうだ。
すでに春の大阪杯(G2)のG1昇格が検討されている競馬界だが、この札幌記念も以前からG1昇格が強く求められているレース。今回のモーリス参戦により、その声はますます大きさを増すだろうが、果たして夏のG1開催は現実味を帯びるだろうか。
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