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【七夕賞(G3)展望】福島競馬名物「大穴大荒れ重賞」は今年も健在!? 難解なメンバーが顔を揃える熱戦を制するのは?

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 開幕週では気温が36度を超える猛烈な暑さを記録するなど、まさに夏競馬といった天候だった福島開催。2週目となる8日(日)のメインレースは七夕賞(G3)だ。人気薄の馬が馬券に絡むことが多い荒れるハンデ重賞の一つとなっており、今年の出走予定馬は12頭と少ないが出走メンバーの実力は拮抗。ハンデによって例年以上の大混戦となりそうだ。

 キンショーユキヒメ(牝5、栗東・中村厩舎)が初めての重賞制覇を飾った舞台で、重賞2勝目を目指す。昨年の秋から重賞戦線で戦い続けるもなかなか結果を残すことができないレースが続いていたが、初めての福島でのレースとなった福島牝馬S(G3)では戦前の評価を覆す激走で念願の重賞タイトルを奪取。重賞連勝を目標とした前走のマーメイドS(G3)は3番人気と期待を集めていたが、レースで見せ場を作ることができないまま7着に敗れた。巻き返しを狙う今回は、牝馬限定戦だった2走前よりも難しいレースとなるのは間違いないが、あの時は出遅れての勝利とまだまだ余力は感じさせる。スタートで後手を踏むようなことが無ければ、牡馬の実績馬相手にも好走することは可能なはず。ここでの結果は今後に向けて大きな意味を持つだろう。

 戦線復帰したプラチナムバレット(牡4、栗東・河内厩舎)は4歳馬としては唯一の出走馬。昨年の京都新聞杯(G2)を上がり最速の末脚で制し日本ダービー(G1)の切符を手にしたが、まさかの骨折により長期休養を余儀なくされた。復帰後3戦を消化してまだ勝利こそ無いが、白富士S(OP)を4着、大阪城S(OP)では3着と着実に良化してきている。前走の都大路S(OP)の14着はレース中のアクシデントにより途中でレースをやめたことによるもので、参考外でいいだろう。トップハンデとなる57㎏の斤量は少し見込まれた感があるが、京都新聞杯の内容がそれだけ素晴らしかったということだろう。脚部不安を払拭し、復帰後初白星を2つ目の重賞タイトルとすることができるか注目したい。

 連勝こそ止まってしまったが、好調なサーブルオール(牡5、美浦・荻原厩舎)もチャンスは十分。年明けの1000万下を勝利すると、好メンバーが揃った2走前の美浦S(1600万下)では直線での競り合いを制してオープンクラス入り。約2年ぶりの重賞挑戦となった前走のエプソムカップ(G3)は雨の影響で重馬場となったが、末脚を伸ばして勝ち馬から0.3秒差の4着と好内容のレースを見せた。渋った馬場で結果を残しており道悪も得意だが、末脚が魅力だけに開幕間もない良馬場の福島競馬場でも勝ち切るまであるかもしれない。

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