
武豊ジェニアル「仏G1制覇」近づくも「トラブル」発生? キーファーズとしては「先約破棄」希望か
「武豊騎手に乗っていただき、凱旋門賞を勝つのが私の夢です」
事あるごとにこう語り、話題となっていたキーファーズの松島正昭氏。その壮大な夢とは裏腹に、まるで結果が伴わなかったため、松島氏はときに嘲笑の対象にもなっていた。だが、その”夢”がついに現実味を帯び始めている。
22日に開催されたフランスG3のメシドール賞で、武豊騎乗のジェニアルが重賞初制覇を達成。芝の直線1600mの4頭立てで行われたレースで、3番人気だったジェニアルは早々にハナを奪った。そのまま終始レースをリードし、一度ジミートゥータイムズに並ばれるも、ゴール前で差し替えして1/2馬身差をつけて勝利を収めている。
レース後、武豊騎手は折り合いがついていいレースが展開できたと話し、「ディープインパクトは僕にとって特別な馬、母(サラフィナ)もフランスで活躍した馬。フランスの重賞を勝ててうれしいです」と語ったという。
父にディープインパクト、母に2010年の仏オークス馬でその年のヨーロッパ最優秀3歳牝馬に選出されているサラフィナを持つジェニアル。セレクトセール2015において1億6000万円の高値で競り落とされているなど期待されていたものの、日本では今夏500万下に降級するなどその能力を発揮できていなかった。
「ジェニアルは大金星をあげましたね。同馬が競り勝ったジミートゥータイムズは昨年ミュゲ賞(G2・芝1600m)を勝利し、他の重賞でも馬券圏内に入るなどしており、確かな実力を持っている馬です。そのライバルに競り勝ったのは大いに自信になるのではないでしょうか。
ジェニアルが競り落とされたセレクトセールの会場には母馬サラフィナの主戦を務めていたC.ルメール騎手も訪れました。そしてそこで、『母の面影がある』『ディープインパクトとサラフィナは世界で一番の配合』とジェニアルについて興奮気味に語っていたそうです。その時からフランスの競馬場に適性があることを感じ取っていたのかもしれませんね」(競馬誌ライター)
PICK UP
Ranking
17:30更新JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRA G1未勝利騎手の「匂わせ」発言がプチ炎上!? 「もはやトップとかG1への憧れはそんなにない」ファンから批判に晒された騎乗スタンスの真意とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA「致命的な不利」に武豊が検量室で怒り爆発!? 後のダービー馬を襲った「痛恨」アクシデント
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 2度の屈腱炎を克服した「不屈」の実力馬がいよいよ復帰! ナリタブライアンの「同期」はG1制覇、鳴尾記念勝利ヨーホーレイクに続けるか