真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.07.24 08:58
JRA名門「後継者」が大苦戦……ハーツクライ手掛けた名伯楽「遺産」引き継ぐも「大改革」失敗、リーディング150位に低迷
編集部
JRA通算991勝を上げ、1990年には調教師リーディングも獲得。競馬界屈指の「シルバーコレクター」と称されながらもハーツクライの有馬記念、ワンアンドオンリーの日本ダービーなどG1競走10勝を始め、重賞96勝を飾り、2016年に引退した橋口弘次郎氏は紛れもない名伯楽の1人だ。
だが、そんな偉大な父の引退と同時に、厩舎を引き継いだ長男・橋口慎介調教師が今年まだ5勝。リーディング150位(7月22日現在)と、厳しい勝負の世界の波に飲まれようとしている。
学生時代に父の跡を継ぐ意思を伝え、アイルランドの大学へ留学。帰国後は池添兼雄厩舎で研修を積み、技術調教師として角居勝彦厩舎所属を経て、父・橋口弘次郎厩舎へ。”副官”としてワンアンドオンリーのドバイ遠征に帯同するなど貴重な経験を積み、満を持しての調教師デビューだった。
さらに橋口慎介調教師は、当時父が管理していたすべてのオープン馬など所属馬の大半を引き継いだだけでなく、経験豊富な厩舎スタッフもほぼそのまま移籍。デビュー当週から8頭を出走させて、いきなり3勝を上げるなど「調教師界のサラブレッド」として、華々しい船出を飾った。
しかし、今年はここまでわずか5勝でリーディング150位。開業3年目にして、早くもキャリア最大の苦境を迎えている。一見、この上ない形で引き継がれたはずの”名門”に、一体何が起こっているのだろうか。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛