GJ > 競馬ニュース > 「進化」を見せつけた武豊の春
NEW

「進化」を見せつけた武豊騎手の春……スランプを超え、「今こそ全盛期」といえる熟練の手綱さばきと華やかさ

【この記事のキーワード】, ,
takeyutaka2222.jpg武豊騎手

 29日に行われた帝王賞(G1)は、コパノリッキーが道中3番手からの押し切りで完勝を果たした。同馬はこれでG1競走7勝という快挙を達成。歴代ダートホースの中でも指折りの存在になったといえるだろう。

 そのコパノリッキーに騎乗していたのが武豊騎手だが、今年上半期は国内外で大活躍。最後のビッグレースも「千両役者」よろしくキッチリ勝利した。長くコンビを組むコパノリッキーだが、帝王賞での圧巻のレース運びはその関係性が「完成」されたように見えた。

 天皇賞・春、かしわ記念、イスパーン賞、帝王賞……武騎手は中央地方海外でこの春G1を制覇した。他にもラニでの米国3冠挑戦や各G1競走での好走もあり、非常に印象深いものとなっている。

 武騎手は今年39勝で現在リーディング10位。全盛期の勝利数と比較すれば見劣る部分はあるかもしれない。しかし、当時と存在感は何一つ変わらない。それどころか、エイシンヒカリやキタサンブラック、コパノリッキーで見せる「逃げ」の巧みさからは、ますますその腕前が冴え渡っているようにすら感じられる。

「2010年から数年間、デビュー以来最大のスランプに陥った武騎手ですが、その時でさえ決して人のせいにすることなく『自分が悪い』と言い続けていました。ファンの多くが復活を望んでいましたが、単に勝ち鞍が戻るということではなく、さらに『進化』して帰ってきたという点には感服するばかりです。以前と比べれば騎乗馬も最高クラスではない中でこれだけビッグレースを勝利する騎手は他にいません。今年は皐月賞と宝塚記念を制した蛯名正義騎手の勝負強さも光りますが、武騎手もまた熟練の腕を見せつけていますね」(記者)

 下半期に入っても、武騎手の忙しさは収まらない様子。秋にはアメリカ最高峰・ブリーダーズカップ諸競走にコパノリッキー、ヌーヴォレコルトで挑む予定である。国内でもキタサンブラックにエイシンヒカリ、3歳ではエアスピネルと有力馬をしっかりと確保しているのだからさすがだ。

 帝王賞もそうだが、武騎手が勝利するとなんともいえない華やかなムードが競馬場を包む。これは日本競馬の象徴だからこそのオーラだろうが、不断の努力を重ね貪欲に勝利を求める勝負師の生き様が、その姿に見えるということかもしれない。
(文=利坊)

「進化」を見せつけた武豊騎手の春……スランプを超え、「今こそ全盛期」といえる熟練の手綱さばきと華やかさのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 岩田望来「素行不良」で追放されても重賞4勝目ゲット! 減量トラブルや夜遊び発覚した「問題児」が干されなかったワケ
  2. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
  3. 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
  4. 「助手席に誰も乗っていない」「同乗者は制止不可能だった」謎多きJRAの説明…憶測飛び交う角田大河の函館コース侵入
  5. 苦境に立たされた若手の復活なるか? 突如の独立、大手グループと疎遠でも徐々に復調
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  8. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  9. 目を掛けた愛弟子の「造反」に師匠がブチ切れ!? 今村聖奈、角田大河の謹慎中に存在感発揮も…安田記念前に師弟関係で遺恨勃発か
  10. JRA荻野極と横山武史が「誤爆」で一触即発!?「ふざけんな!ナメてんのか!」1番人気大敗の腹いせにタオル投げるも……