JRA新種牡馬「ジャスタウェイ産」成功確実!? アウィルアウェイが圧倒的強さで2連勝

問題は、なぜ新馬が1200メートルで、2戦目が1400メートルだったのかということ。ジャスタウェイは2000メートル以上のレースでは若干距離の限界を見せたが、実際には1600メートルから2500メートルまでこなした。初戦が1200メートルにふさわしい種牡馬には見えない。
しかし、アウィルアウェイの母ウィルパワーは1000~1400メートルの芝とダートを走った馬。兄インディチャンプは阪神毎日杯で3着しているものの、どちらかと言えば短めのレースに向いているのだろう。デムーロ騎手もダリア賞後「距離は1600mがギリギリ」とコメントしている。
祖母トキオリアリティーは、安田記念(G1)のリアルインパクト(父ディープインパクト)、香港クイーンエリザベス2世C(G1)のネオリアリズム(父ネオユニヴァース)と1600メートルから2000メートルがベストといった活躍馬を出している。
ただし、トキオリアリティーが出したもう1頭の代表馬アイルラヴァゲイン(父エルコンドルパサー)は主に芝とダートの1200メートルで活躍した。トキオリアリティー一族の距離適性というのは父馬の影響というより神の気まぐれなのかもしれない。
アウィルアウェイを管理するのは高野友和調教師。帯広畜産大学を卒業、ノーザンファーム空港牧場、栗東松田国厩舎で修業。厩舎開業後わずか4年目でショウナンパンドラが秋華賞を優勝、翌年同馬でジャパンカップ制覇という腕利きだ。高野師であるからこそ馬の適正に合わせて新馬戦に1200メートルを選択したはず。
高野師と言えば皐月賞に挑戦した牝馬ファンディーナでも有名。しかし、ファンディーナは結果を出せずに引退。高野師はその際「これからの人生で、後悔の感情が心の奥底にずっと残りそうです。本当に申し訳ない思いです」と語った。
そんな高野師がジャスタウェイ産駒アウィルアウェイの目標をどこに定め、どんな牝馬に成長させていくのか。期待が高まる。
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