
JRA「落馬骨折」も”医師不在”藤田伸二氏も吉田隼人に同情。「人間扱いして……」騎手の「命」医療体制はブラックボックスか
馬券はゴメン…
— 藤田 伸二 (@FujitaOfficial) 2018年8月5日
1Rで隼人の落馬は危険だった
後輩から「腰骨骨折」との情報が…
さっき隼人と連絡が取れて状態を聞くと「腰を強打して痛いですが大丈夫です!」
骨折してないのか?と俺。
「医者が居なくて明日検査です」
危険な商売なのに競馬会の医療関係にはウンザリやな!
昔からやけど!
「医者がいなくて明日検査です」
5日の札幌競馬の1Rで落馬負傷した吉田隼人騎手。JRAの公式HPでは「頭部打撲、腰椎骨折」と発表されたが、元JRA騎手で先輩にあたる藤田伸二氏が吉田騎手に連絡をとったところ、「医者がいなくて……」という一般的には到底信じられない答えが返ってきたという。
厳密に述べると、どうやら「専門知識を持った医者が在中していなかった」という話のようだが、仮にそれが事実だとしても「あり得ない」と述べざるを得ないだろう。
今回の吉田騎手は「打撲や骨折」といった、落馬事故で最も起こり得るケース。にもかかわらず専門医がおらず、それも検査を受けるのに「明日まで待たねばならない」とは一体、現場での医療体制はどうなっているのだろうか……。
ましてや吉田騎手は連絡が取れるほどの状態とはいえ、頭部を打撲している。例え本人が「大丈夫」と述べても、本来なら早急に精密な検査がなされて然るべきだ。
現役時代に何度も似たような経験をしたという藤田氏からも、公式Twitterを通じて「銭は稼げるが、命は持たん……」と悲痛な叫びが見て取れた。こうした騎手を”守れない”主催者側の体制も、藤田氏が早期にムチを置いた理由の1つだという。
「述べるまでもなく日本中央競馬会(JRA)は国営組織。メディアに対しても圧倒的な力を持っており、これまでも大きな落馬事故が起こるたびに、関係者やメディアで医療体制絡みの問題が提起されることがありましたが、大きく取り上げられることはなく……今回の吉田騎手のケースを見ても、抜本的な改善は行われていないのかもしれません。
実際に落馬事故は競馬に付き物ですが、JRAの特徴として精密検査の結果を公に発表するのが、レース翌日以降になるなど『とにかく遅い』という印象があります。お役所仕事と揶揄される面もありますが、こういった医療体制の連携の問題もあるのかもしれません」(競馬記者)
PICK UP
Ranking
11:30更新「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 田辺裕信「2歳新馬」お断り!? 未だ騎乗ゼロに隠された真意
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……