GJ > 競馬ニュース > さらば愛しのペルーサ  > 2ページ目
NEW

さらば愛しのペルーサ。デビュー後のインパクトと「出遅れ病」、そして「不遇」と「記録的復活」まで。根強い人気を誇った個性的な競走生活

【この記事のキーワード】, ,

 しかし15年の8月8日の札幌メインレース・札幌日経オープンで、ペルーサがついに意地を見せる。これまで一度として見せたことのなかった「逃げ」を鞍上C.ルメール騎手が敢行し、タマモベストプレイなど実績馬を抑えて「5年3カ月ぶり」という途方もない間隔での勝利を収めた。ちなみに、この間隔はJRA記録である。

 その後の天皇賞・秋では7着だったが、上がりはメンバー2位と地味に能力を見せていた。その後勝つことはできず、ついに引退となる。

 デビューから7年近く経ち、G1に顔を出すことすら稀となった2016年宝塚記念ファン投票でも5258票で32位にランクされるなど、根強い人気を保持したペルーサ。能力はありながら飛躍することができなかったが、ドバイ制覇のヴィクトワールピサにダービー・天皇賞制覇のエイシンフラッシュ、3歳でJCを勝利したローズキングダムに、冬将軍トゥザグローリー、超良血にして出遅れと底力で目立ったルーラーシップなど、個性豊かな10年ハイレベル世代の中でも異彩を放つ存在だったのは間違いない。

 今後は同じく引退したルルーシュとともに、父ゼンノロブロイの血を次代につなぐ役割となる。ペルーサ産駒の中から、自身が達成できなかったG1制覇を果たす仔が出ることに期待しよう。

さらば愛しのペルーサ。デビュー後のインパクトと「出遅れ病」、そして「不遇」と「記録的復活」まで。根強い人気を誇った個性的な競走生活のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  2. JRA天皇賞・春(G1)エタリオウの「扱い」が鍵? 「最強コンビ」桃井はること楠原安里梨が占う平成最後の聖戦
  3. JRA矢作芳人調教師「馬場のことは、いつも棟広に聞いているぐらいだから」ジャパンC(G1)にコントレイルを出走させる名伯楽も信頼!『KEIBAコンシェルジュ』棟広良隆氏【特別インタビュー】
  4. 競馬・パチスロ「勝ちまくり」の無双モード!?「キャプテン渡辺」が濃厚すぎる上半期を振り返る!!【特別インタビュー】
  5. 【NHKマイルC】17番人気ピンクカメオの激走!伝説の973万馬券はこうして飛び出した。今年はジャンタルマンタルとアスコリピチェーノに不安話で急浮上の穴馬!
  6. JRA天皇賞・秋(G1)最強の「攻略法」を発見!? 空気階段「鈴木もぐら」渾身の『絆69馬券』に驚愕!!
  7. 天皇賞・秋の注目馬も激白! 秋葉原オタクカルチャーの代表選手・桃井はるこが競馬の魅力を語り尽くす!(後編)
  8. 「競馬愛」が溢れすぎ! 秋葉原オタクカルチャーの代表選手・桃井はるこが競馬の魅力を語り尽くす!(前編)
  9. 【NHKマイルC】初G1タイトル狙う4人の刺客!相棒は配当妙味が十分の穴馬揃い…菱田裕二、川須栄彦に続けるか
  10. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力