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2016.07.04 14:40

さらば愛しのペルーサ。デビュー後のインパクトと「出遅れ病」、そして「不遇」と「記録的復活」まで。根強い人気を誇った個性的な競走生活
編集部
しかし15年の8月8日の札幌メインレース・札幌日経オープンで、ペルーサがついに意地を見せる。これまで一度として見せたことのなかった「逃げ」を鞍上C.ルメール騎手が敢行し、タマモベストプレイなど実績馬を抑えて「5年3カ月ぶり」という途方もない間隔での勝利を収めた。ちなみに、この間隔はJRA記録である。
その後の天皇賞・秋では7着だったが、上がりはメンバー2位と地味に能力を見せていた。その後勝つことはできず、ついに引退となる。
デビューから7年近く経ち、G1に顔を出すことすら稀となった2016年宝塚記念ファン投票でも5258票で32位にランクされるなど、根強い人気を保持したペルーサ。能力はありながら飛躍することができなかったが、ドバイ制覇のヴィクトワールピサにダービー・天皇賞制覇のエイシンフラッシュ、3歳でJCを勝利したローズキングダムに、冬将軍トゥザグローリー、超良血にして出遅れと底力で目立ったルーラーシップなど、個性豊かな10年ハイレベル世代の中でも異彩を放つ存在だったのは間違いない。
今後は同じく引退したルルーシュとともに、父ゼンノロブロイの血を次代につなぐ役割となる。ペルーサ産駒の中から、自身が達成できなかったG1制覇を果たす仔が出ることに期待しよう。
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