GJ > 競馬ニュース > リアルダビスタ配合の脅威
NEW

JRA「最強馬主」金子真人HDからまたも「大物」出現……「金子ニックス」リアルダビスタ配合の脅威

JRA「最強馬主」金子真人HDからまたも「大物」出現......「金子ニックス」リアルダビスタ配合の脅威の画像1

 夏開催もラスト開催となった9月1日の札幌競馬場で、また1頭注目馬がデビュー戦を勝ち上がった。レースガーデン (2歳牝 栗東・池江泰寿厩舎)だ。レースガーデンは金子真人ホールディングス(金子真人氏)の所有馬。同オーナーの2歳馬は5頭目の勝ち上がりとなった。

 レース内容を振り返ってみる。レースガーデンはスタートもよく前から3番手でレースを進めた。4コーナーをまわって直線に入り鞍上のM.デムーロが気合いを入れるとあっさりと抜け出し、2着馬に1.1/4馬身差をつけ快勝した。少頭数ながら牡馬混合戦での楽勝だった。

 同馬の馬主は言わずと知れたあの金子真人ホールディングスこと金子真人氏。個人馬主としては初の記録である旧八大競走(桜花賞・皐月賞・優駿牝馬・東京優駿・菊花賞・天皇賞(春/秋)・有馬記念)完全制覇を達成している人物だ。キングカメハメハ(安藤勝己)、ディープインパクト(武豊)、マカヒキ(川田将雅)、ワグネリアン(福永祐一)と同一個人馬主で日本ダービー4勝という成績は、後にも先にも出てこないだろう前人未到の記録。もはや金子オーナーの馬選びの相馬眼は神がかっているとしかいいようがない。そしてまた、自身の有力馬に日本人騎手を乗せてダービージョッキーにしてしまうあたり、懐の深さも持ち合わせている人物でもある。

 金子オーナーは毎年20頭前後をデビューさせているが、2017年は勝ち星50勝、連対率2割3分6厘、複勝率3割0分6厘。その成績たるや毎年2〜4倍以上の良血馬が在籍しているノーザンファーム系クラブにも匹敵している。

 その中の一頭、レースガーデンは2016年5月11日と遅生まれのノーザンファーム生産馬。競走馬としては未出走だった母ウィンターコスモスの6番子。全兄にはJRA5勝のグリュイエールがいる血統。ウィンターコスモスの母ミスパスカリも金子オーナーの所有馬でマウントロブソン、ポポカテペトルなど活躍馬を輩出しており、7月にもディープインパクト産駒のボスジラが新馬勝ちしている。ウィンターコスモスの父はキングカメハメハ。母も父も皆、金子オーナー所縁の馬で配合されている。ノーザンファーム生産馬とはいうものの母ウィンターコスモスにはディープインパクト、カネヒキリと金子オーナーの元所有馬を種付けしているところをみると、繋養・生産を委託している形を取っているのだろう。毎年ディープインパクトを種付けするあたりは、母系への思い入れと執念すら感じさせる。

JRA「最強馬主」金子真人HDからまたも「大物」出現……「金子ニックス」リアルダビスタ配合の脅威のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
  6. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. エリザベス女王杯「単勝430.6倍」大激走に19歳ジョッキーも「本当に信じられません」。 武豊1番人気がまさかの結末で生まれたJRA・G1最高配当【競馬クロニクル 第30回】
  9. 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
  10. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは