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武豊クリンチャー陣営も興味津々?「世界最強」エネイブル始動戦決まるも……

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世界最強エネイブル「凱旋門賞回避」可能性も? 参戦予定ラッキーライラックが「それでも絶望的」とされる理由の画像2画像:エネイブル/『競馬つらつら』より

 英国の「天才少女」は復活を果たすことができるのだろうか?

 昨年、G1競走5連勝で凱旋門賞(G1)を制覇したエネイブル。今年、まだ一度もターフに登場していない同馬がセプテンバーステークス(G3・約2400m)で復帰することが伝えられた。

 凱旋門賞後、欧州年度代表馬にも輝き、世界最強の座をその手中に収めていたエネイブル。同馬の陣営は、今年の1月にロンドンで開催されたロンジンワールドベストレースホース&ワールドベストレースの授賞式で、凱旋門賞連覇が目標だと明言。始動戦を4月のガネー賞(G1、芝2100m)に設定し、8月開催の英インターナショナルS(G1、芝2050m)をステップとして凱旋門賞へ向かうという予定を明かしていた。

 トレヴなど6頭が凱旋門賞連覇を達成している。エネイブルは7頭目として、その系譜に名を連ねるべく歩を進めると思われた。

 ところが、まず膝の故障が判明し、始動戦が当初の予定よりも1カ月ずれ込むことが伝えられた。その後、幾度か復帰の予定が報じられるも、そのたびに回避。ついには、凱旋門賞へのステップレースすらも出走することなく、本番まで1カ月にまで迫ってしまった。

「エネイブルはセプテンバーSで約11カ月にレースに復帰。陣営は、『仕上がりは上々』と調子が上向いていることを強調しているものの、長期間に渡る戦線離脱の影響が気になりますね。ここで昨年を彷彿とさせる走りを見せてもらいたいです」(競馬記者)

 エネイブルが出走の意向を見せている今年の凱旋門賞には、日本からクリンチャーが武豊騎手を背に挑戦する予定。最強女王の復活が期待されているが、同馬を筆頭に有力候補馬たちには不安材料が次々に見つかっているという。

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