JRAも驚き!? オーストラリア「1日1人」騎乗停止の現実……「18カ月停止」など厳しすぎるルールに処分中”バカンス”へ出掛ける騎手たち
6日、オーストラリアに長期遠征中の坂井瑠星騎手(矢作芳人厩舎)が、現地での騎乗を延長することがわかった。『netkeiba.com』で連載されている自身のコラムで語っている。
昨年11月からオーストラリアへ武者修行に出た坂井騎手。その中で豪州のトップトレーナーのライアン・バルフォー調教師と出会い、6月には厩舎の主戦騎手という形での契約となった。当初はその契約が切れる8月末で、坂井騎手も豪州遠征を終えると見られていたが、ここに来て契約延長。予定を変更して、ビザの切れる11月半ばまで騎乗することとなったようだ。
短期間日本で騎乗することもあるものの、これで約1年間もオーストラリア競馬に参戦している坂井騎手。そこには現地ならではの様々な「違い」があるようだが、最も顕著なものの1つがレースにおける「制裁基準」ようだ。
詳細はコラム内に記載されているので割愛させて頂くが、坂井騎手によるとオーストラリア競馬では、おおよそ「1日に1人」の割合で騎乗停止になっているという。日本でも騎手が騎乗停止処分を受けることは特段珍しいことでもないが、さすがに「1日1人」というペースで続出するのは我々日本の競馬ファンからすれば異常だ。
「オーストラリアの斜行に関するルールは、日本よりもかなり厳しいようです。ルール上『他馬の前にはいる際は2馬身の間隔が必要』というのは日本と同じらしいですが、坂井騎手も『オーストラリアの裁決のほうが断然厳しく感じる』とコラムに綴っています」(競馬ライター)
実際にJRAもオーストラリアのレースを海外馬券として発売する際は、走行妨害による降着・失格についてJRAでは「『極めて悪質で他の騎手や馬に対する危険な行為によって、競走に重大な支障を生じさせた』と判断した場合、加害馬は失格となりますが、オーストラリアでは、他の馬の走行を妨害した場合に、加害馬は失格となることがあります」と注意書きしている。
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