「99年グランプリ対決復活?」グラス産スクリーンヒーローに対抗してスペシャルウィークが放った刺客・新種牡馬リーチザクラウンが”奇跡”の大爆発!
今年も2歳戦が始まると同時に、数多くの新種牡馬の産駒がデビューを迎えている。
中でも、大種牡馬キングカメハメハが体調を崩したため、初年度から代理を務めたルーラーシップを筆頭に、すでにダービー馬エイシンフラッシュを輩出しているキングズベスト、マイネル軍団の命運を握りそうなアイルハヴアナザーなどが有力候補に挙げられている。
だが、ビッグネームがずらりと並んだ今年の新種牡馬の中で、最も良いスタートを切ったのが”伏兵”のリーチザクラウンだ。
先述したルーラーシップが香港のクイーンエリザベス2世C(G1)、キングズベストが英国の2000ギニー(G1)、アイルハヴアナザーがケンタッキーダービー(G1)など多くの新種牡馬が世界に通じる実績を持ちながら、一方でリーチザクラウンの主な勝ち鞍はマイラーズC(G2)ときさらぎ賞(G3)。
述べるまでもなく、現役時の実績がものをいう新種牡馬の中でリーチザクラウンは、圧倒的に不利な存在だ。実際に現在で競走馬として登録されている2歳馬は34頭しかおらず、中央競馬でデビューした馬に限れば、まだ4頭しかいない。
しかし、実はその4頭の実績が[1.1.1.1]。1頭がすでに新馬戦を勝ち上がり、他の3頭すべてが掲示板を確保しているというから驚きだ。
「現役時にG1を勝てなかったリーチザクラウンが、種牡馬として苦しいスタートを強いられることは誰もが予想するところですが、わずか4頭ながらこの実績は奇跡的といえます。ちなみに4頭の肌馬は、現役時はもちろん繁殖としても大した実績はありません。そんな産駒が中央競馬のデビュー戦から活躍しているのですから、種牡馬リーチザクラウンの存在は、日本の生産界で今大きく異彩を放っています」(競馬記者)
現役時はデビュー戦から、後に「伝説の新馬戦」といわれる過酷なレースからスタートしたリーチザクラウン。結果は後の皐月賞馬アンライバルドに屈したものの、6冠牝馬ブエナビスタ、菊花賞馬スリーロールスには先着した2着。
現役時はスタートから骨の折れる思いをしたが、種牡馬としては極めて順調なスタートを切ったようだ。
PICK UP
Ranking
23:30更新- 阪神JFで「好走必至」の穴馬が不可解な乗り替わり…「5馬身違う」最強助っ人とC.ルメールの対決も熱い
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
- 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
- ドゥラメンテ近親の「元クラシック候補」が反撃の狼煙!ダートのレコードホルダーが芝重賞に再挑戦
- 藤田伸二「酷いレース」のマリーンCにブチ切れ?「何を学んできたのか不思議だわ!」田口貫太に不満爆発
- 「体重超過」大江原比呂が1日でダイエット成功!岩田望来や西村淳也も悩んだ過酷な体重管理
- 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
- ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
- 今村聖奈も「300鞍」争奪戦に参加!? 岩田望来&田口貫太「フランス武者修行」で絶好機迎える“5人の騎手”とは