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2016.07.07 07:10
「99年グランプリ対決復活?」グラス産スクリーンヒーローに対抗してスペシャルウィークが放った刺客・新種牡馬リーチザクラウンが”奇跡”の大爆発!
編集部
「本来であれば、リーチザクラウンの実績では種牡馬になれるか微妙なところです。ですが、父のスペシャルウィークは牝馬こそブエナビスタやシーザリオを出しながらも、後を継げるような牡馬がいませんでした。そんな状況もあって需要があったのでしょう。ただ、何よりも大きいのが、現役中に前オーナーから権利を丸ごと買い取った西山茂行氏の存在です。あの方がいなければ、おそらく種牡馬になっていなかったと思います」(同)
西山氏といえばリーチザクラウンの父スペシャルウィークのライバルだった、セイウンスカイのオーナー。逆に言えばスペシャルウィークの強さを誰よりも深く知るホースマンの一人ということだ。だからこそ、スペシャルウィークの血を残すためにリーチザクラウンを種牡馬にするために尽力したのかもしれない。
「リーチザクラウンの母クラウンピースは、米国の軽い血統の持ち主です。今のところそれが良い面に出て、仕上がりの早さに繋がっているのかもしれませんね。登録されている34頭の大半は西山氏の『ニシノ』の冠名がついた馬ですが、何頭か活躍する子供が出てくるかもしれませんね」(同)
ライバルだったグラスワンダーは、今をときめくスクリーンヒーローという確固たる跡継ぎを輩出している。だからこそ、今度はスペシャルウィークの血を継ぐリーチザクラウンが種牡馬として大成すれば、競馬ファンとしてこんなにロマンを感じることもないだろう。
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