GJ > 競馬ニュース > ファインニードル「仕上げ」に……
NEW

JRA「短距離王」ファインニードル「ゆるゆる仕上げ」に不安……昨年大敗のスプリンターズS(G1)へ問われる陣営の手腕

 30日に中山競馬場で開催されるスプリンターズS(G1)。今年の「主役」は、紛れもなく春のスプリント王ファインニードル(牡5歳、栗東・高橋義忠厩舎)に他ならない。

 今年になって川田将雅騎手とコンビを組んでから、国内では高松宮記念(G1)を含む3戦3勝の負けなし。前走のセントウルS(G2)も、58kgを背負いながら最後の直線であっさりと抜け出し、2着ラブカンプーに1馬身半差をつけて完勝している。

 それも陣営曰く「6分のデキだった」とのこと。大手競馬ポータルサイト『netkeiba.com』の事前予想でも単勝2.1倍の1番人気に支持されている通り、現在のスプリント界でも頭一つ抜けた存在といえるだろう。

 また、主戦の川田騎手はこの夏、ロジャー・ヴァリアン調教師に招かれる形での英国遠征を敢行。7月から9月までの約2カ月間という長期滞在となった。残念ながら目覚ましい活躍というわけにはいかなかったようだが、この貴重な経験はJRAの次代を担う名手にとって掛け替えのない貴重な経験になったハズだ。

 今回の英国遠征が川田騎手にとって、どれほどの「プラス」をもたらしたのかは本人にしかわからないが、少なくとも良い影響を与えていることは「帰国後の数字」を見れば明らかだ。

 9月8日の競馬から再び日本に復帰した川田騎手だが、そこから43鞍に騎乗して合計【7.12.6.18】。勝率0.163とやや勝ち切れない印象だが、連対率0.442、3着以内率0.581は今年の通算0.359、0.486を大きく上回っている。

 ちなみにこの数字は、現在リーディングを独走しているC.ルメール騎手よりも上。掲示板を外したのは、わずか11度しかなく、安定感という点では「絶好調」と述べても過言ではないだろう。現在(23日現在)リーディング5位で3位の戸崎圭太騎手とは11勝差だが、年内の逆転も充分にあり得そうだ。

JRA「短距離王」ファインニードル「ゆるゆる仕上げ」に不安……昨年大敗のスプリンターズS(G1)へ問われる陣営の手腕のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  2. 宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  5. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  6. 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
  7. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  8. 【阪神C(G2)展望】武豊“マジック”でナムラクレア、ママコチャを破った重賞馬が待望の復帰戦! 短距離界の有馬記念に豪華メンバーが集結
  9. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  10. 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆