GJ > 競馬ニュース > ステルヴィオ「不安」は  > 2ページ目
NEW

JRA毎日王冠(G2)ステルヴィオ「不安」は距離より、むしろ「○○」!? 距離の壁に挑んだ「春のクラシック惨敗」の影響とは

【この記事のキーワード】, ,

 距離不安が囁かれるステルヴィオだが、先述した通り1800mは守備範囲。初めて実戦で古馬に胸を借りることになるが、簡単には負けられない戦いになりそうだ。

 しかし、その上で今のステルヴィオには距離以上に不安視されている”課題”があるという。

「スタートですね。この春もスプリングSまで連対率100%をキープしていましたが、ダノンプレミアムに敗れた2戦は、いずれも後方からの極端な競馬でした。逆に勝ったレースはいずれも中団より前目で競馬しており、こちらが理想とするステルヴィオの競馬ではないでしょうか。

敗れた皐月賞も、日本ダービーも極端な後方からの競馬。上がり上位の末脚は使えていますが、位置取りが後ろ過ぎて届かないといった内容でした。この2戦に関しては距離に不安が残っていた分、ルメールもあえて後方から慎重に運んだ感もありますが、これが今回の毎日王冠で悪い影響を残していなければいいんですが……」(同)

 というのも、毎日王冠は2カ月にも及ぶ秋の東京開催の開幕週を飾るレース。過去5年を振り返っても、良馬場なら中団より前目に位置できなければ、勝ち負けが難しいような状況が続いている。いくら長い東京の直線とはいえ、あまりに後方だと3着争いが精一杯のようだ。

「出走馬が最大でも13頭に留まることは、スムーズな競馬がしたいステルヴィオに追い風。ですが開幕週ですし、あまり悠長に構えていると前の馬を捉え切れない可能性も高いと思いますね。

休養前とはいえ、ここ2戦でゆっくりスタートを切っているステルヴィオだけに、そのレースを覚えてしまっていれば苦戦は必至でしょう。馬場が渋れば差しが届くようになるので、叶うなら一雨ほしいところです」(同)

「秋初戦だし、少しでも形になれば合格点」と陣営は先を見据えた仕上げを施している。だが、同世代のG1馬や現役最強と名高いスワーヴリチャードなどが集う天皇賞・秋へ挑むには、ここでしっかりと結果を残して”箔”をつけておきたいところだ。

JRA毎日王冠(G2)ステルヴィオ「不安」は距離より、むしろ「○○」!? 距離の壁に挑んだ「春のクラシック惨敗」の影響とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
  6. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. エリザベス女王杯「単勝430.6倍」大激走に19歳ジョッキーも「本当に信じられません」。 武豊1番人気がまさかの結末で生まれたJRA・G1最高配当【競馬クロニクル 第30回】
  9. 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
  10. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは