
JRAデムーロ騎手「取材拒否」!? エリザベス女王杯(G1)モズカッチャン最大の課題は主戦騎手の”イライラ”か……
11日に京都競馬場で開催されるエリザベス女王杯(G1)は、昨年に続く連覇の懸かるモズカッチャン(牝4歳、栗東・鮫島一歩厩舎)にとっては負けられない戦いになりそうだ。
出走して来れば大本命間違いなしの今年の牝馬三冠馬アーモンドアイが不在、それに加えて前哨戦の府中牝馬S(G2)を勝った昨年の秋華賞馬ディアドラまで香港遠征に回ったとなれば、ここでは抜けた存在。大手競馬ポータルサイト『netkeiba.com』の事前予想でも堂々の1番人気に想定されている。
前走の札幌記念(G2)は3着に敗れてしまったが、着差はわずかハナ+アタマ差。それも勝ったサングレーザーは今秋の天皇賞(G1)で2着に好走。陣営は「今回が今年で一番いい」と札幌記念以上の状態であることを強調しており、いよいよ連覇に向けて視界良好だ。
ただ、最大の問題は主戦M.デムーロ騎手の”心理状態”か。
先月27日に行われたスワンS(G2)。最大のライバル、C.ルメール騎手のモズアスコットとの大接戦をハナ差で競り勝って重賞制覇。6月のユニコーンS(G3)を勝って以来続いていてJRA重賞の連敗を止め、G1を4勝した昨秋のような「デムーロの季節」の到来を予感させた。
しかし、1番人気だったスワーヴリチャードで挑んだ翌日の天皇賞・秋では、ゲートでやや立ち遅れると、スタート直後に両隣から”サンドイッチ”を食らい万事休す……まったく見せ場のないまま10着に大敗し、デムーロ騎手も「スタートでぶつけられて、それで終わった」と”恨み節”を口にする他なかった。
さらに翌週の京王杯2歳S(G2)でも、単勝1.7倍の1番人気アウィルアウェイに騎乗しながらも2着。それもハナ差の接戦で敗れた相手は、天皇賞のスタート直後にタックルをお見舞いされた武豊騎手である。
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