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武豊「暴論」に隠された真意。史上初JRA開催”失敗”に「慣れの問題」世界を知るレジェンドの見解とは

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 JRAによる海外馬券の発売が始まった2016年。12月には日本の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)と香港国際競走とが同日に行われ「1日に5つのG1が重なる日」があった。

 その結果、阪神JFこそ大きな売上減とはならなかったが、香港ヴァーズ(G1)の売上は4億8756万円に留まり、これは初の海外馬券発売となった同年の凱旋門賞(G1)の41億8599万円の1/10程度。香港国際競走の4レースの合計でも38億2070万円と、凱旋門賞1レースに及ばなかった。

 これらの事実から、現在の日本競馬界では馬券売上を重視するJRAを筆頭に、1日複数G1開催に対して全体的に「後向きな傾向」がある。そういった中、競馬の第一人者である武豊騎手が「慣れの問題」と、前向きな見解を示したことは非常に興味深いといえる。

「実際に1日の複数G1開催が明らかな売上減……つまりはファンに受け入れられていない現状がある中で、武豊騎手の『慣れの問題』というのは一見”暴論”のようにも聞こえます。

ただ、これは公式HPの中で『米国では2日間で14ものG1が矢継ぎ早に行われるブリーダーズカップが開催され、まさに競馬の祭典の賑やかさ、華やかさに包まれる』と語っている通り、”当事者”として海外での成功例を数多く体験している、武豊騎手だからこその見解。

ブリーダーズカップ開催を誇る米国や、香港国際競走が行われる香港、ドバイワールドカップデーが有名なドバイなどで、1日の複数G1開催が”看板”として機能していることを実感しているからこその主張だと思います」(競馬記者)

 2004年、史上初めてジャパンC(G1)とジャパンCダート(G1、現チャンピオンズC)が同日に開催された当所から「あと1つ、2つG1を加え、さらに大きなお祭りにしてほしい」と、さらなる規模拡大を訴えていた武豊騎手。

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