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2018.11.06 15:55
「武豊→C.デム」でどう変わる? エリザベス女王杯(G1)カンタービレの底知れぬポテンシャル
編集部
京都競馬場で11日、古馬牝馬の頂上決戦・エリザベス女王杯(G1・芝2200m)が開催される。牝馬三冠・アーモンドアイこそ不在だが、連覇を狙うモズカッチャンをはじめ、今年も多くの一線級の馬が集結する予定。そのレースに若き素質馬カンタービレ(牝3歳、栗東・中竹和也厩舎)が挑戦する。
カンタービレは秋初戦となったローズS(G2)を快勝。2番手から早めに先頭に立ち、ラスト3Fを第4位となる33.6秒で駆け抜け、2着サラキアに1馬身1/4の差をつける完勝を飾った。
そして鞍上に武豊騎手を迎えて秋華賞(G1)に挑戦。これまで前目で競馬をすることが多かったカンタービレだが、武豊騎手は後方から進むことを選択。さらに内枠にもかかわらず、道中は外に出てアーモンドアイを馬群に入れないよう徹底マーク。3歳女王を最後の最後まで苦しめつつ、殊勲の3着に入線を果たしている。
「アーモンドアイは武豊騎手の徹底マークに遭い、外々を回らされて最後の直線を迎えた時に到底届きそうもない位置にいました。それでもあのポジションから優勝してしまうのですから、スゴイの一言ですよ。しかし、カンタービレも勝利には届かなかったものの、アーモンドアイと同じくらいの位置から脚を伸ばして3着に入線しているのだから、その底力は驚異的です。
カンタービレがあまり経験のない後ろからの競馬を展開したことで驚いた人も多かったようです。しかし武豊はレース後に『溜めればいい脚を使う』と前でしか競馬ができない馬とは思っていなかったみたいですね。早くから同馬の秘められた能力に気がついていたのかもしれません」(競馬記者)
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