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「武豊→モレイラ」も効果ナシ? エリザベス女王杯(G1)リスグラシューの戦いに影を落とす「課題」

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 11日、京都競馬場で古馬牝馬の頂上決戦・エリザベス女王杯(G1、芝2200m)が開催される。今年も強豪がズラリと顔を揃えたが、ここでリスグラシュー(牝4歳、栗東・矢作芳人厩舎)が悲願のG1競走初勝利を狙う。

 これまでリスグラシューは、阪神JF、3歳時の桜花賞と秋華賞、そして今年のヴィクトリアマイルと、G1競走で4度も2着。G1制覇まで僅かに及ばない競馬を続けていた。

 優勝するために足らないピースを探し続けていたリスグラシュー陣営。それを鞍上に求めたのか、これまで主戦を務めていた武豊騎手を今秋から降ろすことを決断。日本で猛威を振るうJ.モレイラ騎手に手綱を託すことになった。

「モレイラ騎手は前走の府中牝馬S(G2)から騎乗予定でした。ですが、その開催前週にモレイラ騎手が斜行したため、騎乗停止。レース本番でのタッグ結成は先送りになりました。

 G1勝利のために乗り替わりまでしたのですから、盤石を期すため本来ならばテン乗りではなく、1走挟んで本番を迎えたかったというのが陣営の本音だったはず。モレイラ騎手ならばアジャストしてくれるとは思いますが……」(競馬記者)

 想定外の事態は発生し、ぶっつけ本番で大一番を迎えることになったモレイラ騎手×リスグラシューのコンビ。そのリスグラシューは、栗東の坂路で行われた1週前追い切りで4F51秒5-13秒4を記録。最後に脚が少し鈍ったものの、全体的に時計がかかる馬場で軽快な動きを見せた。最終追い切りではモレイラ騎手が騎乗する予定になっているという。

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