JRAジャパンC(G1)「1枠1番」アーモンドアイが大不安!? 2連勝中もジェンティルドンナの”悪夢”再来の予感
大本命が「最強枠」を引き当て、勝負は決したか――。25日、東京競馬場で開催されるジャパンカップ(G1)の枠順が発表され、牝馬三冠を達成したアーモンドアイ(牝3歳、美浦・国枝栄厩舎)は、ここ2年連勝している「1枠1番」を引き当てた。
客観的に見れば最高の枠だ。「1枠1番」は2017年のシュヴァルグラン、2016年のキタサンブラックが勝利。2015年にラブリーデイが3着、2014年にもジャスタウェイが2着と4年連続で3着以内を記録。同じ東京2400mの日本ダービー(G1)では同枠が猛威を奮っている歴史があるが、いつの間にかジャパンCもその傾向に倣っているようだ。
これが人気に拍車を掛けたのか、24日朝現在のアーモンドアイは単勝1.4倍。競馬の最大手ポータルサイト『netkeiba.com』の事前予想だった1.8倍を、さらに大きく上回る人気となっている。
この状況に思わず、昨年の流行語大賞「忖度」を思い浮かべたファンも多かったのかもしれない。しかし、当の陣営は諸手を挙げて万歳というわけでもないようだ。
「データ的には好枠に違いないんですが、アーモンドアイの場合は必ずしもそうだとは言えないようですね。国枝調教師も枠番を知った瞬間は、表情を曇らせていたそうですよ。
というのもアーモンドアイは、ここまでほとんど揉まれた経験がない馬。ただ、1枠1番だと、まともな競馬なら、どうしてもインを回らざるを得ませんし、相手は年上の牡馬ばかり。単純にこれだけの人気馬が内枠にいるだけでマークされるのは当然でしょうし、揉まれた場合のプレッシャーも同世代の牝馬とは比べ物にならないでしょうからね」(競馬記者)
確かにアーモンドアイはここまで6戦しているが、その内5戦が「11番、12番、13番」のいずれか。3枠3番と唯一内枠だったシンザン記念(G3)では、スタートで大きく出遅れており、尽くプレッシャーを受け難い位置で競馬している。
逆に述べれば、かつて無敗で牡馬三冠を成し遂げたディープインパクトのように、同世代では揉まれない外を回っても悠々勝ってしまうほど、能力が抜けているというわけだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- 阪神JFで「好走必至」の穴馬が不可解な乗り替わり…「5馬身違う」最強助っ人とC.ルメールの対決も熱い
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
- ドゥラメンテ近親の「元クラシック候補」が反撃の狼煙!ダートのレコードホルダーが芝重賞に再挑戦
- 藤田伸二「酷いレース」のマリーンCにブチ切れ?「何を学んできたのか不思議だわ!」田口貫太に不満爆発
- 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
- 【菊花賞】武豊「絶縁」から和解した救世主と見学回避!ルメールのお下がりでも戸崎圭太より不気味?
- 「体重超過」大江原比呂が1日でダイエット成功!岩田望来や西村淳也も悩んだ過酷な体重管理
- 今村聖奈も「300鞍」争奪戦に参加!? 岩田望来&田口貫太「フランス武者修行」で絶好機迎える“5人の騎手”とは
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪