
バンドワゴン&ウインフルブルーム復活劇開幕! その力は紛れもなく『G1級』今週末は「奇跡の完全復活」に懸ける実力馬2頭に大注目!

暑い日が続き、夏競馬もいよいよたけなわとなった今日この頃。特に今週末の競馬は、この春のG1戦線を賑わしたトップホースたちが軒並み休養に入っている中、秋のG1戦線に参戦すべく「復活」を期してレースに挑むかつての名馬たちに大注目したい。
まずは23日(土)の中京10R長久手特別(1000万下)に出走する『バンドワゴン』(牡5歳、栗東・石坂厩舎)だ。
2013年の2歳時には後に弥生賞(G2)まで4連勝し、1番人気で迎えた皐月賞(G1)でも2着となるトゥザワールドを6馬身もぶっちぎる派手なデビューを飾ったバンドワゴン。
過去にアドマイヤベガ、クロフネ、キングカメハメハ、エイシンフラッシュなど層々たるメンバーを送り出した次走のエリカ賞(500万下)でも単勝1.2倍の人気に応え5馬身圧勝を飾った際は、早くも翌年の「三冠」の声が聞かれるほどのインパクトだった。
ところが年が明けて初の重賞挑戦となったきさらぎ賞では、単勝1.5倍に推されながらも本来の逃げが打てず、2番人気のトーセンスターダムにアタマ差及ばず2着に敗れ、生涯初の敗戦を期した。さらにその後に脚部不安を発症し、有力視された皐月賞を回避するどころか約2年の長期休養を強いられていた。
復帰したのは今年の2月。G3で2着に実績があるが、クラスは1000万下まで降格していた。復帰戦は、率直に述べて見る影もなかった。2番人気に支持されたものの10着に大敗。勝ち馬から3.7秒という絶望的な差を付けられての完敗だった。
だが、これは言葉を選ばなければ”公開調教”のようなものなのかもしれない。
実際に2年ぶりの復帰戦ということで、まずは足元の具合を優先して使ったのは生涯初のダート戦。馬体重も26kg増えており、感覚をなくしていたスタートでも大きく出遅れ、終始後方のまま回ってきただけという内容だった。
しかし、復帰2戦目となる今回は、陣営にとってもまったく意味合いが違っているはずだ。
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