GJ > 競馬ニュース > 「時は来た」ミッキースワロー
NEW

JRA有馬記念(G1)「時は来た」ミッキースワロー才能爆発!? 横山典弘の「布石」と「試み」の総決算

【この記事のキーワード】, ,
JRA有馬記念(G1)「時は来た」ミッキースワロー才能爆発!? 横山典弘の「布石」と「試み」の総決算の画像1

 23日、有馬記念(G1、芝2500メートル)が行われる。人気上位はG1馬たちだが、まだG1に手の届いていない馬が美味しい伏兵も。そんな1頭ミッキースワロー(牡4歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)について考察する。

 前走、ジャパンC(G1、芝2400メートル)の5着は褒められていい。レースを振り返る。イギリスのサンダリングブルー(セ5歳)がまったくダッシュがつかず、ミッキースワローは後方2番手からの競馬。はじめから横山典弘騎手は後方からと腹を括っていたのだろう。直線で上がり最速33秒9の脚を使い、5着まで追い上げた。

 前にいた4頭はすべてG1タイトル馬(アーモンドアイ、キセキ、スワーヴリチャード、シュヴァルグラン)、クビ差に退けた6着のサトノダイヤモンドもG1を2つ勝っている。これらのメンバーに入っても互角に戦える能力の高さを見せた。

 前々走の札幌記念(G2、芝2000メートル)は13着に大敗しているが、これはカウントする必要はない。直線で前が渋滞してしまい、横山典弘騎手は追うに追えなかったからだ。しかし、陣営には追えなかった欲求不満が残っただろう。もう一度、後方からの競馬を試してみたいという意図が、ジャパンCの内容から感じられた。初めてとなる府中の長い直線で、どれだけ伸びるのか、と。

 結果は前述したように上がり3F最速の33秒9。アーモンドアイの34秒1を除けば、主だった馬の上がり3Fは34秒台後半。ミッキースワローは末脚に自信を持っていいという答えが出た。

 ジャパンCで溜めた際の末脚の切れ味、2400~2500メートルでの折り合いという課題をクリアしたが、それはもちろん、この有馬記念で結果を残すためだろう。中山の2200メートル戦であれば、昨年のセントライト記念(G2)で1着になった舞台。ミッキースワローが、今少しの距離延長である有馬記念を狙うのは当然のことだ。

JRA有馬記念(G1)「時は来た」ミッキースワロー才能爆発!? 横山典弘の「布石」と「試み」の総決算のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
  2. 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか
  3. 【阪神JF(G1)展望】L.デットーリ×米国2歳女王メイデイレディが日本襲来! フォーエバーヤング妹など日本の女王候補が迎撃
  4. 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
  5. ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
  6. 【香港マイル(G1)展望】3歳マイル王ジャンタルマンタルが待望の戦線復帰! 悲願達成のソウルラッシュと世界制覇に挑む
  7. 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
  8. JRA福永祐一ケイティブレイブ「西日で負けた」はサービス精神!?「面白いんじゃないかと……」ネットを炎上させた”言い訳”の真意
  9. ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
  10. ハーツクライ産駒でも走りはディープインパクト?有馬記念に潜むファンの夢と希望とロマンと甘い罠