真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.12.19 18:27

有馬記念「史上最強9馬身差勝利」の血。オジュウチョウサンレイデオロに流れる「シンボリクリスエス」の存在感
編集部
有馬記念(G1)のファン投票1位に選出されたレイデオロ(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)。制覇に向けて準備に余念はなく、16日の日曜追いでは美浦Wを4ハロン56.7秒、ラスト14.5秒で駆け抜け、さらに坂路を4F61.3秒、ラスト14.8秒で軽やかに登り、コースと坂路を併用しつつ調整を行った。
藤沢調教師は「デイリースポーツ」の取材に応え、「動きは良かったし、落ち着きもある」と満足げに見守っていた。これもシンボリクリスエスで01年、02年、そして03年はゼンノロブロイで3連覇を飾った経歴を持つ名伯楽の経験が為せる業なのかもしれない。
事前のファン投票だけではなく、本番でも最も支持を集めると見られているレイデオロ。人気という一面だけ取り上げれば、その対抗馬はファン投票3位に名を連ねた最強ハードラー・オジュウチョウサンがあげられるだろう。平地と障害、これまでレースで相まみえることのなかった2頭の争いにも注目が集まるが、この両頭はある共通点を持つ。
「2頭の母父はシンボリクリスエスなんですよね。今年レイデオロは春こそ振るわなかったものの、秋はオールカマー、天皇賞・秋と重賞2連勝を達成しました。母父シンボリクリスエスで母母が良血の場合『シンボリクリスエスの血が邪魔しない』ことで母母の良さが引き出されるという論調も一部であります。レイデオロは身をもってこれを証明していますね。
それだけではなく、今年はシンボリクリスエスを父に持つルヴァンスレーヴがダートでG1競走3連勝を成し遂げるなど躍進。同じ父を持つサンライズソアもダート重賞戦線で好走しています。一時は産駒の数を減らしていたシンボリクリスエスですが、ここにきて復権している感があります」(競馬誌ライター)
PICK UP
Ranking
11:30更新アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武幸四郎騎手に横山典弘騎手が「絶叫」!? 武豊騎手が明かしたアノ復活劇でのエピソードに見る、弟のキャラクター
- JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客