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JRA有馬記念(G1)サウンズオブアース「最後の2着」か!? 「ゴールドアクターの壁」に阻まれた3勝目、ついにラストラン

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 サウンズオブアース(牡7歳、栗東・藤岡健一厩舎)は23日の有馬記念(G1、芝2500メートル)が引退レースとなる。最後の最後にどんなレースを見せてくれるのか、探ってみよう。

 サウンズオブアースはことあるごとに「史上最強の2勝馬」と言われてきた。その全成績は【2・8・1・18】。2度の勝利しかないが、2着は8回ある。未勝利戦の2着を除くと、その他の7回はすべてG1、G2レースでのもの。したがって「史上最強の2勝馬」と言われる。もちろん、出走したが着外だったG1レースも多く、3歳時には日本ダービーも走っている。

 G1では3度の2着がある。2014年の菊花賞(芝3000メートル)、2015年の有馬記念、2016年のジャパンC(芝2400メートル)。このような立派な実績があるものの、これまで3勝目を上げられなかった。誰もが不思議に思ってしまうが、それが事実。大きな理由の1つが同世代のライバル、ゴールドアクターの存在だ。

 2014年の菊花賞、勝ったのはトーホウジャッカル。2着がサウンズオブアース、3着がゴールドアクターだった。翌年、サウンズオブアースはジャパンCで5着した後、有馬に臨む(5番人気)。一方、ゴールドアクターはアルゼンチン共和国杯(G2、芝2500メートル)で重賞を初制覇して有馬に臨んだ(8番人気)。両頭はクビ差の接戦を演じ、勝ったのはゴールドアクター。

 2016年、両頭とも緒戦に選択したのが有馬と同コースである日経賞(G2、芝2500メートル)。有馬を勝ったゴールドアクターが58キロ、サウンズオブアースは56キロの別定戦。今度はサウンズオブアースの勝つ番と見立てられ、1番人気に支持された。ところが今回もゴールドアクターが勝ち、サウンズオブアースは2着だった。

 競馬にタラレバは禁止と言われる。しかし、もしゴールドアクターがいなかったら、サウンズオブアースは2015年の有馬記念と2016年の日経賞を勝っていた計算も成り立つ。そうはならなかったのは、それが正に運命だったからだ。

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