
【シンザン記念(G3)展望】武豊×キーファーズにチャンス? 大混戦の超出世レース
春のクラシックに向けて、明け3歳馬の戦いが始まる。その重賞第一弾が、1月6日に行われるシンザン記念(G3、芝1600メートル)だ。レースを展望しよう。
朝日杯FS(G1、芝1600メートル)で9番人気ながら2着、波乱の立役者となったクリノガウディー(牡3歳、栗東・藤沢則雄厩舎)は右トモを痛め回避、休養に入った。代わって1番人気に支持されそうなのがアントリューズ(牡3歳、美浦・栗田徹厩舎)。未勝利戦(芝1600メートル)、ベゴニア賞(500万下、芝1600メートル)を連勝中だ。
ベゴニア賞は好スタートを決めて8頭立ての4、5番手。4角でややもたついたが、直線で追われ始めると破壊力抜群の伸びを見せた。上がり3F33秒2は特筆に値する。父はロードカナロア、母は米ボニーミスS(G2、ダート1800メートル)を勝っているシーズオールエルティッシュ。2000メートルまではこなせそうだ。ここを勝てば皐月賞の有力候補の1頭になる。昨秋、数々の神騎乗を見せた鞍上川田将雅騎手も魅力。
ジェンティルドンナとアーモンドアイは、シンザン記念を勝って牝馬3冠を達成、さらにはジャパンC(G1、芝2400メートル)も優勝した。ジェンティルドンナの姉ドナウブルーを母に持つ良血牝馬がドナウデルタ(牝3歳、栗東・石坂正厩舎)。ドナウブルーも重賞を2勝、ヴィクトリアM(G1、芝1600メートル)2着などの実績がある名牝だ。
未勝利戦(芝1400メートル)で3角から4角にかけて後方から追い上げ、直線でもぐいぐいと伸びた脚は鮮烈だった。前走のデイリー杯2歳S(G2、芝1600メートル)は朝日杯FS(G1、芝1600メートル)を優勝したアドマイヤマーズの5着だったが、直線ではしっかりと伸びていた。成長途上にある3歳馬。一戦ごとに変わり身を見せてくれるだろう。鞍上は新馬戦以来2度目の騎乗となる福永祐一騎手。
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