
新種牡馬争いでまず飛び出した日本ダービー馬ディープブリランテ!英雄2世の愛娘が「大舞台」への出走権ゲット!

2歳戦スタート早々激戦を繰り広げている今年の新種牡馬たちの間で、最初に”ロングヒット”を飛ばしイニシアチブを握ったのは、ディープインパクトの血を継承するディープブリランテだった。
23日の中京9レース・中京2歳S(OP)。この時期に重要なマイル戦で颯爽と2勝目を挙げたのが、ディープブリランテ産駒の牝馬ディーパワンサだ。
内外に大きく進路が分かれた最後の直線。最内から逃げ込みを図っていたシーハリケーンを馬場の真ん中からエントリーチケットが捕らえたのも束の間、外からディーパワンサがまとめて交わし切ってゴール。上がり3ハロン34.2秒はもちろんメンバー最速。着差は半馬身ながら、手応えには終始余裕があるように見えた。
「すごく乗りやすい馬。最初はいいスピードで、その後はリラックスして走っていました。直線ではいい瞬発力を見せてくれました。競馬が上手です。1600mもちょうどいいと思います。小柄な馬ですが、パワーがあります」
そう絶賛したのは手綱をとったC.ルメール騎手。今年の牝馬クラシックでは阪神JFとNHKマイルCを獲得したメジャーエンブレムの、言わずと知れた主戦騎手である。そんなフランスの名手から好感触を与えたことも大きいが、この時期の2歳牝馬にとって「マイルがベスト」というのは極めて大きなアドバンテージだ。
この先の2歳牝馬に待ち受ける阪神JF、桜花賞。さらに今年のメジャーエンブレムのようにNHKマイルCも狙えばマイルだけで3つG1が狙える。そして、何よりもディーパワンサは今回の勝利で、出走に関する賞金的な課題はほぼクリアしたといえるのだ。
これは一頭でも多くの活躍馬を出して、己の存在をアピールしなければならない新種牡馬ディープブリランテにとっても非常に大きい。
正直、新種牡馬ディープブリランテのスタートダッシュは、未だ勝ち上がりが2頭だけと決して良いとは言えない状況だ。だが、そんな中で出てきた”出世頭”は、祖母にシンハリーズを持つ良血馬。つまりは今年のオークス馬シンハライトと姪にあたるということだ。
さらにディープブリランテが新種牡馬争いで圧倒的なアドバンテージを築いているのが、その種付け数だ。
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