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JRA東京新聞杯(G1)「試金石」タワーオブロンドンは本物か? ルメール騎手に手綱戻るが……

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 2月3日に行われる東京新聞杯(G3、芝1600メートル)にタワーオブロンドン(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が参戦する。今年、マイルG1制覇に期待がかかる1頭。人気に応えて優勝できるのか、検討してみよう。

 2歳の暮れ、2017年の朝日杯FS(G1、芝1600メートル)に出走。1番人気はダノンプレミアム(2.3倍)、タワーオブロンドンが2番人気(3.9倍)、ステルヴィオが3番人気(5.3倍)だった。結果は1着がダノンプレミアム、3番人気と2番人気が逆転し、2着がステルヴィオ、3着がタワーオブロンドン。この時点で後にマイルCS(G1、芝1600メートル)を制するステルヴィオに差をつけられてしまう格好になった。

 3歳春の初戦には、約1カ月後のNHKマイルC(G1、芝1600メートル)の前哨戦として阪神のアーリントンC(G3、芝1600メートル)を選択。出遅れて後方からのレースとなり、直線では前が空かないシーンもあったが、外に持ち出されると鋭く伸びて優勝。NHKマイルCの最有力候補に躍り出た。C.ルメール騎手は、朝日杯FS後、距離不安を口にしていたが、アーリントンC後には距離に太鼓判を押した。

 馬主はゴドルフィン。昨年の3月、馬主名義がモハメド殿下(シェイク・モハメド)からゴドルフィンに変更され、勝負服も世界共通のゴドルフィンブルーに変わった。その約1週間後、ゴドルフィンのファインニードルが高松宮記念(G1、芝1200メートル)を優勝。勢いに乗っていたゴドルフィンがタワーオブロンドンのNHKマイルC優勝を信じたかったのは当然だろう。

 すでにロイヤルアスコット開催のセントジェームズパレスS(G1)とコモンウェルスC(G1)に登録があり、NHKマイルCの結果次第では英国遠征というニュースが話題になった。ところが、そのNHKマイルCでは単勝2.6倍の1番人気に支持されながら12着に大敗。英国遠征は白紙となった。

 ルメール騎手が「スタートで躓いてポジションを取ることが出来ず、後ろからになりました。道中、内でレースを進めて、直線ではやっと空いたと思った時に前を遮られてしまいました。ほとんど追うことが出来ず、残念でした」と振り返ったように、まったくレースにならなかった。この惨敗は度外視していい。

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