真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2019.02.24 15:55
【弥生賞(G2)展望】皐月賞を睨み「重賞2勝」ニシノデイジーVS「大器」ラストドラフト激突! 王道トライアルを制すのは……
編集部
3歳クラシックが迫ってきた。3月3日、中山競馬場で皐月賞トライアル弥生賞(G2、芝2000メートル)が行われる。レースを展望しよう。
1月、中山競馬場で行われた京成杯(G3、芝2000メートル)を優勝したのがラストドラフト(牡3歳、美浦・戸田博文厩舎)。昨年11月、府中の新馬戦(芝1800メートル)を1番人気で優勝、1勝馬の身での重賞挑戦だった。新馬戦は5番手からそつのないレースで勝ったもので、特に目立つものではなかった。そのため、新馬戦に引き続きC.ルメールの騎乗だったとはいえ、それほど高い評価は得られず4番人気だった。
しかし、レースでは驚くほどの成長を見せた。ポンとゲートを飛び出すと先頭に立ち、1コーナーで内を回ったカテドラルにハナを譲ると、そのまま2番手の競馬。直線に入って先頭を奪うと、エアグルーヴの孫である良血ランフォザローゼスに1馬身1/4差をつけて押し切る。新星誕生の瞬間だった。レース後、戸田博文調教師「今後は王道でいくしかないと思っています」とコメントした。
母は2011年の桜花賞馬マルセリーナという良血だが、特筆すべきは父ノヴェリスト。キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(G1、2400メートル)をレコードで優勝したドイツの歴史的名馬だ。引退後、社台スタリオンステーションで供用され、2017年に初産駒がデビューした。期待はされたものの活躍馬を出せず、種牡馬としては失敗と思われていた。ところがラストドラフトの登場で再注目されることになった。ときたま超大物を出す一発屋の種牡馬かもしれない。
ラストドラフトにとって、この弥生賞は本番の皐月賞(G1、芝2000メートル)でも通用するかどうかが試される試金石となる。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛