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武豊ワールドプレミア「青葉賞」ファンタジスト「皐月賞」でスッキリ!? キズナ以来「3歳G1制覇」へお手馬2頭で描く、春の「青写真」

「ファンタジストとワールドプレミアの2頭で優先出走権を確保した武豊騎手が、本番の皐月賞でどちらに乗るのかが注目されていました。武豊騎手としては悩ましい問題で『体が2つ欲しい』といったところでしたが、ワールドプレミアがダービー路線に回ったことで、皐月賞はファンタジストで挑むことになりそうです」(競馬記者)

 昨年は牝馬のグランアレグリアがC.ルメール騎手に騎乗してもらうために朝日杯フューチュリティS(G1)で牡馬に挑戦するなど、”ジョッキーファースト”が囁かれる昨今の競馬界。

 今回の決定も一見、ファンタジストとワールドプレミアの両陣営が武豊騎手を優先した格好となったが、どうやらそれだけが理由ではないようだ。

「ワールドプレミアは若葉Sで皐月賞の優先出走権を得ましたが、本賞金を上積みできたわけではなく、賞金的には苦しい立場。もともとズブいところがあって皐月賞の中山よりも、ダービーの東京向きと言われていた馬ながら、仮に皐月賞で5着以内に入れない(優先出走権を確保できない)と、賞金的にダービー出走が絶望的になります。

今回の皐月賞を回避して、改めてダービーの優先出走権を獲りに行く決断には、そういった背景がありそう。青葉賞なら、まず間違いなく武豊騎手に騎乗してもらえますしね」(競馬記者)

 また、ファンタジストの方も「もともと距離に不安があって、2400mのダービーはさすがに苦しいのでは」とのこと。記者曰く、仮に皐月賞後に出走するなら1600mのNHKマイルC(G1)が濃厚になりそうだ。

 この決定によって、武豊騎手は皐月賞とNHKマイルCをファンタジスト、青葉賞と日本ダービーをワールドプレミアという青写真を描ける。衝突必至だった2頭のお手馬を、上手く使い分けることができそうだ。

 今年はJRA・G1開幕戦となるフェブラリーS(G1)をインティで制し、今週末の高松宮記念(G1)でも有力馬のモズスーパーフレアに騎乗予定など、充実したシーズンを送っている武豊騎手。だが、こと「3歳G1制覇」となると、2013年にキズナで制した日本ダービーまで遡ることになる。

 約6年ぶりの3歳G1制覇なるか――。ファンタジストとワールドプレミアに託された期待は大きい。

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