JRA高松宮記念(G1)岩田康誠「何としてももう1つ」レッツゴードンキ最後のチャンス!? 「旧勢力の代表」として
24日、高松宮記念(G1、芝1200メートル)が開催される。スプリントG1戦の安定株レッツゴードンキ(牝7歳、栗東・梅田智之厩舎)は桜花賞以来のG1タイトルを獲得できるのだろうか。
レッツゴードンキが桜花賞(G1、芝1600メートル)を勝ったのは2015年。その後はなかなか結果を出せず、桜花賞一発で終わった馬と見る向きもあった。しかし4歳の夏、スプリント戦の函館スプリントS(G3)とキーンランドカップ(G3)で3着に好走するとスプリント適正を発揮しはじめる。
そして5歳となった2017年、2月の京都牝馬S(G3、芝1400メートル)で2つ目の重賞制覇。続く高松宮記念で2番人気2着となり、これ以降スプリント戦を中心に好走してきた。しかし、2つ目のG1制覇も近いと思われたものの、京都牝馬S以来勝ち星はない。これまでの国内芝スプリントG1戦の成績は次の通り(勝ち馬との着差、勝ち馬名も記しておく)。
2016年 高松宮記念
8着
0.7秒差(ビッグアーサー)
2016年 スプリンターズS
9着
0.2秒差(レッドファルクス)
2017年 高松宮記念
2着
0.2秒差(セイウンコウセイ)
2017年 スプリンターズS
2着
クビ差(レッドファルクス)
2018年 高松宮記念
2着
ハナ差(ファインニードル)
2018年 スプリンターズS
5着
0.3秒差(ファインニードル)
2016年の高松宮記念以外は勝ち馬から悪くても0.3秒しか離されていない。スプリントG1で高い能力を発揮してきたことがよくわかる。この高松宮記念では上位人気が予想されるダノンスマッシュとモズスーパーフレアという4歳馬2頭がスプリント界の世代交代を目論んでいる。今年7歳となったレッツゴードンキにとって、ここは最後のG1制覇チャンスになるかもしれない。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!