最年少Mリーガー松本吉弘「僕がMリーグの個人1位になれる」の真意……初著書で語られた「麻雀界の藤井聡太」の軌跡【書籍発売記念インタビュー】

――麻雀は肉体的な衰えの影響が小さい分、若手にはない経験値が大きくものをいう競技。

松本:ただ、僕はそんな「常識」に立ち向かって行かないといけない立場。経験の差を覆して「麻雀に年齢やキャリアは関係ない」と示さなければなりません。

僕はそれができると思っているし「僕がMリーグの個人1位になれる」と思ってるんで。

「僕がMリーグの個人1位になれる」と思ってるんで!

――若い松本さんが”頂点”に立つことは、これからどんどん若い人が挑戦するプロ麻雀の世界にとっても、大きな意味があると思います。

松本:まだ、多井さんのようなNo.1になれる強さを持っているとは思っていません。ただ若いプロ、プロを目指している10代、20代の人たちに「やっぱり30代、40代にならないと活躍できないのか」「Mリーガーになれないのか」と思ってほしくないし、思わせてはいけない。

――ここまで前例のないスピードで、次々と高いステージに挑戦している松本さんだからこそ、期待しているファンも多い。

松本:正直、自信はないです。僕はMリーグを中心に普段からトップ中のトッププロに囲まれて、本当に恵まれた環境にいると思うんですが、だからこそ逆に自信を持てる機会がない……。周りは本当にすごい人ばかりで、いつも自分の足りないところばかりが見えてしまいます。

――相手の強さが明確にわかるだけに、より壁の高さを感じるということですか?

松本:ただ「できないこと」と「言わないこと」は別。できないと思って言わなければ、何も始まりませんし、何も生まれません。たとえ自分で難しいと思っても、その目標をあえて発言することは大事だと思いますし、それはもう最年少Mリーガーとしての「役目」ですね。

――そのためにも、まずは次なる「タイトル」ですね。

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