JRA『競馬場の達人』多井隆晴「100万円オーバー」の大敗!? 「つまんないことしない。魅せます!」有言実行で「歴代最高記録」更新?
3レースで馬連が的中して初当たりをゲットしたものの、自らのミスで“風水”を断ち切ってしまった悪い流れが止まらない。4レースから4万8000円、5万6000円、6万円、5万9900円、6万4000円と豪快に負けを重ねてしまう多井……。
そんな中、見せ場がやってきたのは9レースだった。三連単を的中し、約20万円の配当をゲット。一気に息を吹き返した。
番組冒頭で「つまんないことはしない。魅せます!」と宣言した多井は「ココが攻め時」と感じ取ったのだろうか。賭け金がさらにヒートアップし、続く10レースには、ここまでの最高額となる9万3600円を投資。勝負に出たものの、的中を逃し完全に闘志に火が付いた。
そして迎えたオークス(G1)で多井は、なんと合計31万2000円の大勝負。目標はあくまで「帯封」。そこはテコでも譲らないようだ。
しかし、結果は多くの競馬ファンが知っての通り、12番人気のカレンブーケドールが2着に激走する波乱の結末。1着ラヴズオンリーユー、3着クロノジェネシスを有力視していた多井だったが、伏兵に足をすくわれた。
ここまで負けは『競馬場の達人』でも、なかなかお目に掛かれない65万7160円という膨大な額。しかし、それでも「あと36万使えば100万オーバーですよね」と豪快に笑い飛ばし、最終レースで本当に36万円突っ込んでしまうのが、多井隆晴というエンターテイナーだ。
さらに「これじゃあ、帯封に届かない」と、さらに5万円を上乗せ。最後の大逆転を狙い合計41万円の勝負に出たが、結果は13番人気が勝つという大波乱。「ユタカどこ行ったんだよー!」という“武豊押し”の悲鳴が響き渡った1日となってしまった。
Mリーグのファイナルシリーズでも親の役満・大三元を振り込み、RTDトーナメントでは自身の三倍満を見逃すなど、負けるときはとにかく盛大に散る……勝っても負けても、とにかく「誰よりも目立つ」。それこそが、多井隆晴が常に「カリスマ」と呼ばれる所以だ。
自身の著書『多井熱』(竹書房)で「負けをいかにプロデュースするか」と語っているが、まさに有言実行の歴史的大敗だった。
「いつか、もう一度呼んでもらえるようにしっかり勉強してきます!」
合計106万円を超える大敗は、本人曰く「(番組の)記録じゃないですかねえ」とのこと。やはり転んでもただは起きない男である。