多井隆晴「ウマ娘式予想術」で宝塚記念(G1)を大攻略!? 「ルメール騎手は、ほぼ1・2番人気に乗ってるのに…」クロノジェネシス鞍上の「マイナススキル」発覚?

多井:僕はキセキ(牡7歳、栗東・辻野泰之厩舎)は、まだやれるんじゃないかと思っています。

――2017年の菊花賞(G1)後、もう約4年間勝利から遠ざかっていますね。

多井:でも、その間に宝塚記念では2年連続で2着に来てるんですよね。宝塚記念はリピーターのレースですし、今回は(過去10年で【7.0.2.13】の)8枠を引きましたからね。好走できる条件はそろったと思います。もしかしたら、キセキを(馬券で)買うのはここが最後になるかも。これまでの感謝の気持ちを込めて3着付けで押さえます。

――キセキも今年一杯の引退が濃厚でしょうからね。他に気になっている馬は?

多井:リピーターといえば、去年3着のモズベッロ(牡5歳、栗東・森田直行厩舎)も要注意ですね。前が止まらないと来ない追い込み馬なので当てにはできませんけど、大阪杯でも一仕事しましたしね(2着)。こっちも一応、3着付けで押さえます。

あとはアリストテレス(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)ですね。

――昨年の菊花賞でコントレイルと接戦を演じて脚光を浴びましたが、その後は期待されたほどの結果が出ていませんね。

多井:僕が注目しているのは菊花賞2着よりも、宝塚記念と同じ2200mのAJCC(G2)を勝ったことですね。本質的には、これくらいの距離の方がいい馬のような気がするんですよ。

ただ、オルフェーヴルの時のウインバリアシオンとか、ナリタブライアンの時のエアダブリンみたいに、三冠馬が出た世代のライバルたちって何故かG1で一歩足りないんですよね……。武豊騎手に期待して一応3着付けで押さえますけど、ここで見せ場がないと、もう見切りをつけるかもしれません。

――なるほど。牡馬3頭はここが正念場ですね。

多井:馬券としては1着にカレンブーケドール、2着にクロノジェネシスとレイパパレ、3着にクロノジェネシスとレイパパレに、キセキとモズベッロとアリストテレスを加える形の三連単フォーメーションでいきます。

――合計8点ですか、小点数で勝負に出ましたね。

多井:頭数も少ないですからね。(前回出演の)ダービーでやられた分を倍にして取り返してやりますよ!

――期待しています。ありがとうございました!

(文=浅井宗次郎)

<著者プロフィール>
 オペックホースが日本ダービーを勝った1980年生まれ。大手スポーツ新聞社勤務を経て、フリーライターとして独立。コパノのDr.コパ、ニシノ・セイウンの西山茂行氏、DMMバヌーシーの野本巧事業統括、パチンコライターの木村魚拓、シンガーソングライターの桃井はるこ、Mリーガーの多井隆晴、萩原聖人、二階堂亜樹、佐々木寿人など競馬・麻雀を中心に著名人のインタビュー多数。おもな編集著書「全速力 多井隆晴(サイゾー出版)」。

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