多井隆晴「断固」ABEMAS宣言! 激動のオフシーズン滝沢和典「電撃退団」に白鳥翔が感じた「Mリーグに足りないもの」とは【渋谷ABEMAS全員集合インタビュー前編】

白鳥:前原さんがシーズンが終わった時に、(退団することを)示唆する発言をされていたので「そういうこともあるのかな?」とは思ってました。でも藤崎さんや、和久津さんまでっていうのはびっくりしましたね。

多井:Mリーグはプロ野球とかJリーグを目指して、それらを超えていかなきゃならないものなんですよ。僕に甘いところがあるかもしれませんけど、2年や3年で1チームに3人、4人しかいない選手を入れ替えてしまうのは、どうなのかなと。

今回のKONAMI麻雀格闘倶楽部やセガサミーフェニックスに限らず、その選手が好きでチームを応援しているファンもいっぱいいますし、そんなファンの人たちが「好きな選手がいなくなっても、ついて来てくれるのかな」という不安はあります。

――プロ野球では一軍だけでも、スタメン9人に加えて、控えメンバーを合わせて25人以上いますからね。その中の1人が抜けるのと、最大で4人しかいないMリーグのチームの1人が抜けるのとでは重みがまた違います。

多井:選手目線で話すと、Mリーグはレギュラーシーズンだけでも各チーム90試合。Mリーガーは自分が出ても出なくても、ほぼ試合会場には来るんですよ。

松本:(渋谷)ABEMASも毎回4人全員が集合してますし。

多井:Mリーガーとしてプロ契約を結び、麻雀に思う存分集中できる一方、もし2、3年でMリーガーを続けられなくなった時の不安はありますよね。

――確かに麻雀プロとしてのモチベーションの維持はもちろん、長期のリーグ戦がなくなることの影響、そして収入という面でも大きく変化しますから……。

日向:私の場合、家庭のこともあるので、やっぱり不安です。子供はまだ2歳ですし、子育ても試合の日は旦那さんが仕事を休んで手伝ってくれていますし。「私がもっと頑張らないと」「もっと結果を残さなきゃ」とは思います。

日向選手のように「家庭」を持つMリーガーは少なくない

多井:スポンサーの立場になれば、成績を残せなかった選手と契約延長をしないのは当たり前。もちろんプロとして結果を残さないとダメなんですけど、麻雀は競技の性質上、強い人がいつも必ず勝てるものでもないですし……。だから、もう少し長い目で選手を見てほしいなというのが本音ですね。

ABEMASはこの4人あってこそだと思っていますし、僕は凄くバランスのいいチームだと思ってるので、1人も欠けてほしくないですね。もし、1人でも抜けたらテンションだだ下がりです……。

――唯一3年連続でファイナルシリーズに進出している渋谷ABEMASの選手ですら、そこまで思うわけですから、他チームの選手も当然思うところはたくさんあるんでしょうね……。

一方で、EX風林火山の滝沢選手が自らチームを退団し、自由契約になったことが大きな話題を呼びました。心配しているファンも多いと思いますが、滝沢選手と同じ日本プロ麻雀連盟で仲の良い白鳥さんは、何か聞いていましたか?

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