多井隆晴×佐々木寿人、Mリーグ開幕直前「No.1対談」実現! 通算「+922.1pt」VS「+803.1pt」2大エースは何故勝てるのか……見えた「強者」の共通点

Mリーグで圧倒的な結果を残す佐々木寿人×多井隆晴のNo.1対談が実現! 

 いよいよ、4度目のシーズン開幕が10月4日に迫ったMリーグ。

 今オフには複数の契約満了選手……つまりは事実上の戦力外通告を受けた選手が出たこともあって、これまで以上に激しいシーズンが予想される。

 そんな中、3シーズンを終えて他のMリーガーの追随を許さない成績を残しているのが、渋谷ABEMASの多井隆晴と、KONAMI麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人だ。

 前者がレギュラーシーズン3期合計+922.1pt、後者が+803.1pt。3位の黒沢咲(TEAM雷電)が+460.7ptという事実からも、如何にこの2人が現在のMリーグで断トツの「強者」であるかがわかる。ちなみにレギュラーシーズンを3期とも+だったのも、多井・寿人・黒沢の3名だけだ。

 無論、麻雀には運の側面があり、選手の一時的な調子の良し悪しもある。数字的に不利になる2期目以降に加入した選手や、新加入選手も言いたいこともあるはずだ。しかし、「多井隆晴と佐々木寿人の2強」という状況に、大多数の麻雀ファンが特に違和感を持たないこともまた事実だろう。

 それくらい、この2人はずっとファンにも選手にも強者と認められてきた存在だからだ。

 そこで今回はMリーグが誇る大エース多井、寿人に「何故、Mリーグで勝てるか」という話を聞いてみた。「守りの多井、攻めの寿人」まったくタイプの異なる選手2人だが、過去のデータを利用して検証を進める内に「Mリーグの勝ち方」の輪郭が見えてきた。(敬称略)

 

――本日はよろしくお願いいたします! 多井さん、寿人さんの対談というと、今までありそうでなかった。

渋谷ABEMAS・多井隆晴選手(以下、多井):ちょっと記憶にないね。

KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人選手(以下、寿人):初めてじゃないですか。

――それは貴重な機会になりそうです! Mリーグ過去3年のレギュラーシーズンで多井さんが通算922.1pt(79試合)で1位。寿人さんが通算803.1pt(96試合)で2位。3位の黒沢咲選手(TEAM雷電)が460.7ptですから現状、お2人が他の選手を大きく引き離しています。

そこで今回は3シーズンの通算成績、並びに昨シーズンのデータ(Mリーグ成績速報(非公式)さん提供)を元に、お2人が「何故、Mリーグで勝てるのか?」という点を検証していきたいと思います。

Mリーグ2020の総合データ ※Mリーグ成績速報(非公式)さん提供

多井:色んなデータがあるから面白いよね。アイツたぶん、どういう数字かわかってないよ(笑)。

寿人:わかりますけど、気にしたことはないです(笑)。

――ちなみにまずお聞きしたいのが、「守りの多井、攻めの寿人」まったくタイプの異なるお2人が、何故ここまで成績を残しているのかということ。まずは寿人さんから見た「多井さんの強さ」は、どういうところですか?

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