麻雀Mリーグ「初代王者」は『渋谷ABEMAS』が頂く!? 多井隆晴×白鳥翔×松本吉弘スペシャル対談
この夏、麻雀界の枠を超えて世間に衝撃を与えた『Mリーグ』が10月1日に開幕を迎える。
8月に行われたドラフト会議にて誕生した7チームと、総勢21名のMリーガー。これまでの麻雀界の常識を大きく上回るナショナルリーグ誕生を機に、麻雀が持つイメージを向上させ、いつかは冬季オリンピックの正式種目へ――。
そんな「大望」が掲げられる中、Mリーグの中継を行うインターネットテレビ『AbemaTV』を運営するサイバーエージェントがチームスポンサーとなるのが『渋谷ABEMAS』だ。
麻雀ファンから圧倒的な支持を受ける『RTDリーグ』に、チーム全員が出場しているのは渋谷ABEMASだけ。そういった意味でもAbemaTVの「麻雀チャンネル」を支えてきた渋谷ABEMASの多井隆晴(RMU)、白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)、松本吉弘(日本プロ麻雀協会)の3人に意気込みを聞いた。(敬称略)
――8月に東京都内のホテルでMリーグ初のドラフト会議が行われた。
多井隆晴プロ(以下、多井)正直「僕は選ばれるだろう」と思っていましたけど、何巡目にどこに選ばれるのかが気になっていましたね。「今日一日を笑って終えられたらいいな」という心境でした。
――笑って終えられたか?
多井:僕にとっては最高の結果でしたね。渋谷ABEMASの藤田(晋)社長には一番恩がありますし、あの人が一番麻雀界のことわかってる。そんな方に1巡目に指名されたというのは、今まで20年以上の麻雀人生が「間違ってなかった」というか「報われた」という気持ち。麻雀プロとして、新たなスタートラインに立った心境でした。
――まさに感無量。
多井:一瞬、嬉しい感情が抑えられなくて涙が出たんですけど、「2巡目・白鳥翔」「3巡目・松本吉弘」って言われて、急に新たな自覚が芽生えました。2人は次の麻雀界を担っていかなきゃならない存在。「自分がしなければならないこと」に気付いて、気が引き締まりましたね。
――以前のインタビューでも「若手と同じチームになったら育てたい」と言っていた。
多井:そうなんですよ! これは「藤田社長からのメッセージ」だと受け止めていますね。40代3人のチームなら今は強いかもしれないけど、この先Mリーグが5年、10年続いた未来は見えない。その点、このチームは理想的。今も強いし5年後、10年後は間違いなくもっと強い。これは他のチームにはない魅力ですね。もう、ワクワクしちゃって(笑)。
いつか僕が引退しても、このチームの監督として残りたいですし、白鳥がキャプテンになれば……そんな未来が見えるチームですね。