麻雀Mリーグ「初代王者」は『渋谷ABEMAS』が頂く!? 多井隆晴×白鳥翔×松本吉弘スペシャル対談

松本吉弘プロ

松本:同じ協会の人間として、めちゃくちゃ嬉しかったんですけど、そこでやっと自分のことを意識しました。結果的に赤坂ドリブンズ(博報堂)がたろうさんを獲って「もしかしたら僕を獲ってくれるかもしれない」と思っていた渋谷ABEMASが残っていたので、その時に初めてドキドキしました。

――そして、渋谷ABEMASに松本さんが指名された。

松本:藤田社長には感謝で一杯ですね。成長枠かもしれないし、今後の期待も込めてかもしれませんけど、麻雀界でたった21人しか選ばれない中で僕が選ばれた。それは単純な実力だけじゃなくて僕のコワモテっぽい特徴とか、若さとかかもしれないですけど、今ではそれも「自分の麻雀プロとしての強み」と思えるようになりました。

多井:26歳っていうのは、それだけでもう才能だよね。

――多井隆晴、白鳥翔、松本吉弘という初代・渋谷ABEMASが誕生した。

松本:さっきの翔ちゃんの「オレが選ばれなかったら、マツが選ばれてくれ」っていう話も夜中の2時くらいに電話してきて(笑)。それで一緒になれたわけですから、運命とかじゃないですけど「素敵だな」と思いますね。

――100点満点のドラフトだった。

松本:多井さんは、僕が高校とか大学の時にやってた麻雀ゲームに出ていた人ですから。僕にとってはゲームの中の最強キャラですよ(笑)。僕がこの業界に入った時からスターだったし、2人とも僕が特に強いと思っているトッププロ。仲の良い2人に教えてもらえる環境と、僕のことを評価してくれてRTDリーグにも選んでいただいた藤田社長に恩返しができる。渋谷ABEMASに入ることができて、僕の中では間違いなく100点ですね。

――白鳥さんはドラフトの結果をどう受け止めているのか。

白鳥:僕は120点ですね(笑)。

多井:超えてきた!(笑)

松本:ズルい!(笑)

白鳥:最初は「多井さんと一緒だ!」と思って。僕が麻雀プロの試験を受けた時、ちょうど多井さんが実技の試験官で、僕が打っている時に姿勢を正されたのをすごく覚えているんですね。だから「感慨深いなあ」と。もともと僕が連盟に入ろうと決めたのも、多井さんみたいな強い人と打ちたかったからなんです。

普通、麻雀プロが集まったら麻雀の話ばかりするんですけど、多井さんは麻雀だけじゃなくて「麻雀プロとして」という”生き方”の話をしてくれる。それがやっぱり、実際に麻雀界のトップに立っている人の話だから、すごく勉強になるんです。

ここに来る前にも松本と2人でメシを奢ってもらってきたんですけど(笑)、そんな話を直接聞ける機会は同じチームにならないと起こらなかったこと。色々聞いて吸収できるのは本当にありがたいですね。

松本と3人に決まって「これ、めっちゃいいメンバーだな」「やりやすい!」と思って。松本は26だけどめちゃくちゃしっかりしてて、初対面からすごく礼儀正しい。だから下もしっかりしてて、上もしっかりしてるから、僕は「すごくノビノビできるなあ」と(笑)

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