
萩原聖人『Mリーグ』に懸ける「覚悟」を激白! 10月1日の歴史的開幕に向け、最大のライバルは「世の中」【特別インタビュー】
――萩原聖人プロ入りは、メディアでも大きく取り上げられた。
萩原:本当にありがたいことで、そういうのも含めてMリーグにとって「僕にしかできない宣伝のやり方があるな」と。僕が注目されることで、他の20人のMリーガーも注目されるでしょうし。だからMリーグ自体の存在や、それが何なのか、これまでの麻雀とは何が違うのか、ということをメディアの方に「できるだけ丁寧に説明しよう」と心掛けていました。

――そして迎えたドラフト会議当日。
萩原:本当に”ガチンコ”で、どこに指名されるのかも全然わからない状態でドラフト当日を迎えて。緊張で喉がカラカラでしたし、電通(TEAM RAIDEN/雷電)さんから指名された瞬間は泣きそうになりました。
事前には「3競合くらいするんじゃないか」とか言われていたんですよ(笑)。そうしたら「あれ、呼ばれない……呼ばれない」となって。呼ばれた瞬間は「ああ、よかったぁ」と。僕は麻雀プロとしての実績はないんで2巡目でも3巡目でも指名してくださったチームに入るつもりでしたけど、やっぱり名誉ある1位で指名してくださったことには感謝しかない。
でも、それは指名してくれた電通さんはもちろんですけど、僕を受け入れてくれた日本プロ麻雀連盟もそうですし、Mリーグを創ってくれた藤田さん……何より、僕の麻雀を好きといってくれるファンがいるから、RTDリーグにも、Mリーグにも参戦できたわけです。だから僕の中では「すべての人に感謝」というか、Mリーグを通じて「恩返ししたい」という思いが強い。Mリーグを盛り上げるために「自分ができることは全部やりたい」と思っています。
――そういった中、『TEAM RAIDEN/雷電』として2位に瀬戸熊直樹プロ、3位に黒沢咲(連盟)プロが指名された。
萩原:瀬戸ちゃんが2位指名を受けた時、僕は近くでめっちゃガッツポーズしてたんですよ(笑)。瀬戸ちゃんも、そんな僕を見て「すごく嬉しかったです」って。3位の黒沢さんはオリジナリティのある打ち手。その選択の精度をもっともっと上げることで「とんでもない化物」になる可能性を感じています。
だから『TEAM RAIDEN/雷電』は、まだまだ未完成。いい意味で伸びしろのあるチームですね。僕も自分の麻雀をもっと進化させなきゃならないし、すでにタイトルをいくつも持っている瀬戸ちゃんにも「もっとギラギラしてほしい」。最近、「くまくまタイム(試合の流れを完全に掌握し、親で大連荘する瀬戸熊プロの代名詞)」もなかなか見られてないですし(笑)。
――そして10月にMリーグが待望の開幕を迎える。
萩原:Mリーグは「麻雀の新しい可能性」を見せていかなければならない場だと思います。せっかく麻雀を見てもらえる時代になったんだから「魅せられないプロはダメだ」と僕は思いますね。僕は”表現者”として「より強く」「よりカッコ良く」「より魅せる」麻雀を打ちたいと思っています。
――Mリーグを成功させるために、すべてのMリーガーが同じ方向を向く必要がある。
萩原:大前提ですね。チームどうこうより、まずMリーグ全体が盛り上がらないと。正直、Mリーグが盛り上がれば、僕はどこが優勝してもいいと思っています。
今までは個人であったり、所属団体の看板を背負って打ってきたと思いますが、Mリーグではそこにもっと重い「スポンサーの看板」が加わる。それで物凄く強くなる人と、プレッシャーに圧し潰される人が出てくるかもしれない。おそらく「思っているほど甘いものじゃない」と思います。だから、みんな『北斗の拳』じゃないですけど”強敵”と書いて「友」ですよ(笑)。
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