
萩原聖人『Mリーグ』に懸ける「覚悟」を激白! 10月1日の歴史的開幕に向け、最大のライバルは「世の中」【特別インタビュー】
――ライバルは全チーム。
萩原:いえ、僕は「世の中」だと思っていますね。麻雀を応援してくれている人たち、そして麻雀をまだ知らない人たちがライバルです。これまで麻雀界が獲得できなかった新しいファンを、Mリーグで獲得しなきゃならない。Mリーグを通じて「麻雀ってスゲー」「麻雀って面白い」「カッコ良い」って感じてもらわないと、僕はそうしたいんです。
僕自身「自分のパーソナリティの限界」をとっくに超えていることを「今、言葉に出しているな」という感覚はあります。でも、そういう覚悟がないと「Mリーグを盛り上げたい」とか言っちゃダメだと思うんですよね。
これだけの規模で「オリンピックを目指そう」なんてリーグは、今後もう絶対に出てこない。そういった意味では、本当に怖くて「絶対に失敗が許されないんじゃないかな」と僕は思っています。
ですから、だからこそこの1年目を成功させたい。今、僕にしかできない宣伝活動であったり、こういったインタビューには全力で応えていきたいと思っていますし、麻雀界にとって、おそらく「これ以上のステージはもうない」と思うんです。この上となると、それこそオリンピックしかない。
――もし、麻雀がオリンピック種目になったら。

萩原:もちろん出たいですよ。出られたら「そこで死んでもいい」くらいのつもりですから(笑)。日の丸を背負って麻雀を打つなんて、そんな楽しいこと……オリンピックなら、みんな応援してくれますから。僕のことを嫌いな人も、麻雀にあまり興味がない人でも、1つになって応援してくれる。そんな幸せなことはないですよ。もちろん、この先どうなるかまだわかりませんけど、もし実現するのなら、僕は精一杯そこを目指したいですね。
――最後に、間もなく開幕するMリーグに向けての抱負を。
萩原:今までは、あくまで趣味として麻雀を打ってきましたけど、実際にこうしてプロにならせてもらったことで、今まで楽しく打ってきた麻雀がまったく楽しめなくなったんです。
でも「それがプロ」だと思う。ちょっとした対局、例えば素人のおじさんとかに負けるのが本当に辛い(笑)。でも、そこに僕は「プロってこういうことだよね」と今、喜びを噛みしめて打ち込んでいます。
10月に開幕しますけど、まずは21人のMリーガーの「覚悟」を見てほしい。みんな色々思うところはあると思うけど、僕はそうであってほしいと思っています。
麻雀のイメージを変えることが難しいことは重々承知ですし、リスキーなことに対して「やってやるぜ」という気持ちです。「あなたにとって麻雀とはなんですか?」と聞かれたら、生涯を懸けて極めたいもの。「麻雀愛」、最後はもう、それしかないです(笑)。
(敬称略 文=浅井宗次郎/写真=佃太平/衣裳協力=AKM)
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