麻雀Mリーグ「10月8日」を占う!「逆襲」の萩原聖人&佐々木寿人……ドラ1・エースが低迷するチーム浮上を狙う!!
【U-NEXTパイレーツ】U-NEXT 23.9P(チーム3位)
出場選手:小林剛 1.0(個人9位)
リザーブ:石橋伸洋、朝倉康心
前節を+79.7Pの2位で迎えたU-NEXTパイレーツだったが、第1戦で石橋伸洋が痛恨のラス。続く朝倉康心が2着と奮戦したものの、貯金を吐き出す結果に……チームも3位にランクダウンしてしまった。
首位の渋谷ABEMASに食い下がりたいパイレーツは、ドラ1・エースならぬ「船長」の小林剛が登場。他チームが出場選手を試行錯誤している中、開幕からずっと小林→石橋→朝倉というローテーションを繰り返しているのがパイレーツ。こんなところでもデジタル思考なのだろうか。
今週は首位・渋谷ABEMASと直接対決が3節・6対局もあるなど「追撃」に向けて絶好機を迎えている。だがABEMAS側も船長・小林対策として、RTDリーグで相性がよかった松本を「ロボキラー」として起用する構え。実際に直接対決で松本がトップを奪うなど、早くもその効果が表れ始めている。
しかし、そういった相性をまったく気にも留めないのが、小林が「麻雀ロボ」と呼ばれる所以だ。4日の対局終了後には、帰り道でばったり遭遇するなど”場外戦”もあった両チーム。今節こそすれ違いとなったが、今後もパイレーツがローテーションを崩さないようなら、ABEMASは狙ってぶつけてきそうだ。
【対局展望】
ここはスピードのあるパイレーツ小林が先手を奪いに来ると予想されるが、RTDリーグで「小林さんがいる時は、自分もスピードを重視する」と公言するABEMAS白鳥がいることで、場はさらに加速しそうだ。
2人の狙いは当然、麻雀格闘倶楽部・佐々木、雷電・瀬戸熊をスピードで完封すること。麻雀界でも1、2を争う「爆発力」を持ちながらも”不調”の2人が眠っている内に駆け抜けてしまおうという寸法だ。特に佐々木、瀬戸熊の親番での小林、白鳥の対応に注目したい。
だが、それは対戦経験豊富な瀬戸熊も重々承知。ジャブを受けながらしっかりと耐え、”きっかけ”となるワンチャンスを掴んで、必殺「くまくまタイム」で大連荘を狙う。もしも、瀬戸熊が目覚め独断場を築くようなら、今度は痛みに対して鈍感力を貫ける「攻めダルマ」佐々木の鉄のメンタルが”タイム終了”のカギを握るだろう。