ジャパンC(G1)でJRAファンに「力」見せつける!? 「最速最強」雀士・多井隆晴が決意の「5頭勝負」を敢行
25日に開催されるジャパンカップ(G1)は、例年「最強馬決定戦」として現役を代表する馬たちが集う、国内最大級のビッグレース。何といっても今年は、史上5頭目の「牝馬三冠」に輝いたアーモンドアイが最大級の注目を集めている。
三冠のパフォーマンス、53kgという圧倒的有利な斤量、そして2連覇中の「1枠1番」。もはやアーモンドアイを推さない手はない! そんな思いにすら駆られてしまうが……。
ここに1人、そんな状況に敢然と立ち向かおうとする男がいる。そう、麻雀界の「最速最強」にして、開催中の麻雀プロリーグ「Mリーグ」で個人成績堂々の1位(11月22日時点)、イベントやテレビ出演、軽妙なトーク、さらには本サイトのほぼレギュラー(ココ重要)で知られる、今ノリにノるトップ雀士・多井隆晴である。
今回は難攻不落のジャパンカップを攻略すべく、この「ノリノリ男」に見解、そして「予想」をうかがった。いまだかつてない多井氏の迷い、憂い、長考、そして決断――。勝負師としての”すべて”がここにある!はずだ。
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《インタビュースタート前から予定が狂う!?》
【午後3時】多井隆晴インタビュー会場到着。エレベーターにて。
――ジャパンカップ、2時に枠順が決まりましたね。
多井隆晴(以下多井):おお、本当ですか。どれどれ……(スマホ中)……えぇ~~! これは参ったな、アーモンドアイ1枠1番じゃないか。
――そうなんです。
多井:そうですかあ、そうかあ……。
――だいぶ険しい表情ですが。
多井:正直、アーモンドアイは巷でいわれているほど「盤石」ではないと思ってたんですけど、1枠1番とは。2連覇中ですよねこの枠(16年キタサンブラック、17年シュヴァルグラン)。参ったなあ。
――どでかい配当を狙う方にとっては残念ですね。
【午後3時3分】多井、苦悶の表情を浮かべながらイスに座る。インタビュースタート。
多井:もともと今回のジャパンカップで、僕の「筆頭」はスワーヴリチャードだったんですよ。前走の天皇賞・秋(10着)は出遅れもあった上に隣のマカヒキとも接触して、そのまま終わっちゃったという感じでしたからね。2400mなら、仮にスタートで多少出遅れても巻き返せるだろうと。昨年優勝のシュヴァルグランと同じハーツクライ産駒っていうのも気に入ってるんです……。