ジャパンC(G1)でJRAファンに「力」見せつける!? 「最速最強」雀士・多井隆晴が決意の「5頭勝負」を敢行
《麻雀激動の1年を終えて》
――来月の有馬記念(G1)予想もやっていただきたいのですが、その際には「来年」のお話でお願いしようかと。本日は多井さんに「2018年」を振り返っていただきたく。まさに「激動の1年」でしたね。
多井:本当に「幅」の広がった1年でしたね。麻雀絡みだけじゃなくて、競馬予想をやったりポーカーの番組に出たり、将棋とか……。そしてそれが麻雀にもいい作用をもたらしているなって。競馬ファンの方からも「麻雀プロが競馬予想をしているから、麻雀番組を見出した」という話をお聞きしたりとか。
――多角的な影響を感じていると。麻雀そのものに関してはどうでしょうか。
多井:「勝負事」ですからね。競馬ファンの中にも麻雀が強い方ってけっこういて、その方たちの持つ「勝負論」を聞くと本当に楽しいですよ。逆にプロ雀士にも競馬好きがいて、よく「多井さん、今度予想やるなら〇〇と△△△だよ」と、血統とかデータとかを教えてくれる人が増えたんですよ。毎日が充実していますね。
――開催中のMリーグでも個人トップの成績ですしね。
多井:引っ張っていかなければならない立場ですから。個人的にはいい感じが続いています。あと、Mリーグでも「競馬」が活かされてるんですよ!
――Mリーグと競馬が!?
多井:血統とかを調べるとその馬がどんなタイプとか、見えてくるじゃないですか。麻雀にもそれがあるんですよ。「誰を使っていくのか」とか「この人はこの相手と相性が悪い、でもこの人と対戦すると成績がいい」とか。
リーグ戦でしかも「チーム戦」なので、1頭の馬に馬主、調教師、騎手と多くの人が関わる「チーム」にも、Mリーグと近いものを感じています。ラス親スタートが得意な人が追い込み馬、起家(チーチャ)スタートが得意な人が先行馬って感じで、クッキリ分かれますねえ。
――うーん、真の勝負師でしか見えないものがありそうですが、競馬予想がお役に立っているのならばうれしいです!
多井:まあ、ジャパンカップも有馬記念も「平成最後」ですからね。まずは気持ちよくジャパンカップを的中して有馬記念を迎えたいですね。
――ありがとうございました。年末、そして来年もどうぞよろしくお願いいたします!
(文=麻ch.編集部)