パチンコ「斬新な手法」を挿入!「強烈な個性」を打ち出した「極上マシン」!!
もちろん、ドラマがタイアップされるケースは特別ではない。王道ともいえる時代劇を筆頭に多彩なカテゴリーの版権パチンコが世に登場した。それにしたって「火サス」をチョイスするとは。よほどのバカか呆れるほどの天才である。
そして『CR火曜サスペンス劇場 真相の扉~22の過ち~』は後者であった。それは見事というしかないほどの完成度である。
まず、サスペンス・ミステリーというジャンルとパチンコを組み合わせるのが難しいだろう。原作をパチンコに落とし込む際、はじめに考えるのは「大当りパターン」だと思う。どうなれば大当りするか。これの最適解が「バトル」であった。
モチーフがなんであれ、戦うことによって決着を見る構図はすっきりとハマるのである。伝統的なドラマ版権である「時代劇」も勧善懲悪というわかりやすいパターンがあり、対決構造を作りやすいものであったので人気が出たのである。
その究極が『パチスロ初代北斗の拳』であり、『ウルトラセブン』であり、『花の慶次』であり、『牙狼』である。
一方、モチーフが誰もが知る認知度の高いものであれば原作のシチュエーションをそのまま投影できる。例えば『冬のソナタ』。詳細はわからなくても「恋愛ドラマ」であることは広く知れ渡っているので、「恋人と出会えれば大当り」というシンプルなフローを組み込める。
実はこの『冬ソナ』メソッドには、もうひとつの大当りパターンにおける最適解が顕れているのである。それが「◯◯すれば大当り」というミッション方式である。この方式の利点はその汎用性の高さで、どんなジャンルにも対応できる魔法の鍵なのである。
さて、『CR火曜サスペンス劇場 真相の扉~22の過ち~』である。本機は事件を解決すれば大当りとなるミッション方式であるが、最後の大当りにもっとも近づくフェーズにおいては刑事or探偵と犯人の直接対決、つまりバトル方式を採用した「良いとこ取り」の構造となっている。
しかし、本機の卓越性はそれだけにとどまらず、デジタル回転開始から大当りまでを1つのストーリーに見立て、デジタル回転を「起」、予告演出を「承」、リーチを「転」、SPリーチを「結」とパチンコの基本的なプロセスをドラマのシナリオに変換するというアイデアを見せたのである。
さらに、「火サスといえば崖」というモチーフの象徴を、完璧なさじ加減でユーモアを配合させながら、信頼度が一番高くなる最強リーチに設置することで「持ち味を最大限に発揮」しながら強烈な個性を打ち出すことに成功したのである。
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