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パチンコ「王者」を生み出した「大手メーカー」昭和の人気機種【レトロパチンコ『ニューパニック』編】

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 昭和の終わりも近づいた1987年(昭和62年)と言えば、パチンコ化もされた昭和の大スター石原裕次郎さんが亡くなった年でもあります。

 その年に登場し、人気を博していた機種のひとつが三洋物産『ニューパニック』です。「ニューパニック?」聞いたことがないという方も多いことでしょうが…。

 私のレトロ記事で再三申し上げておりますが、当時は『三共』、『平和』、『西陣』の御三家時代。今でこそパチンコ海の王者と呼べる『海物語』を中心に、絶大なシェアを誇る三洋ですが当時は他メーカーに遅れを取っていたのが現状でした。

 ご存知のように三共と言えば『フィーバー』。いわゆる第一種・デジパチの元祖でございますが、三共においては現在もほぼ全ての機種に一貫してフィーバーの冠名が使われ続けていますよね。

 当然ですが、最新機種の『Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン』にもその冠名が使われております。

 他にもニューギンの『エキサイト』のように現在も機種によっては受け継がれていますが、使われなくなったものがほとんどです。

 現在では商標権云々もありますが、当時は他社間ではっきりと区別をつけるための意味合いもあって各社のデジパチには冠名のようなものが付けられていたのですね。

 平和『ブラボー』、『物語』、西陣『ルーキー』、『ターボ』、ニューギン『エキサイト』、奥村『ドリーム』、豊丸『ドン』、大一『アイドル』、『セブン』、京楽『スカーレット』、三洋『パニック』といった名称です。

 その三洋のパニックシリーズの中でも比較的メジャーだったのが、このニューパニックでした。

 大当り確率1/237・賞球ALL13。デジタル数字は0~9までありますが大当り絵柄は1~8までで0と9はハズレ。3、5、7はリーチになっただけでも小当りとなり少量の出玉を得る事が可能でした。

 基本的にはオーソドックスなデジパチでしたが、大当りアタッカーが盤面下部付近ではなくデジタルの上部に設置されているのは珍しかったはずです。

 しかもフタが手前に開くような一般的なアタッカーでもなく、ハネモノの羽根のようなタイプ。その羽根が開くと羽根内部に入賞すると共に、サイドのポケットにも玉が誘導され出玉が増えていきます。面白い動きです。

 当時はまだまだハネモノが大人気だった時代。玉の動きひとつにも一喜一憂できた時代でしたから、デジパチにハネモノの要素を取り入れてみたのも三洋の大きなチャレンジだったのかも知れませんね。

 そのチャレンジは定着するまでには至らなかったものの、何だかそこにロマンを感じます。

 え? 私だけですか?

(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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