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パチンコ名機・究極の遊べる羽根モノ『もちあげ隊』

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パチンコ名機・究極の遊べる羽根モノ『もちあげ隊』の画像1

平成初期の西陣の名機はハネモノ屈指のV入賞率!?

『電撃しらっち』です。こんにちは。連日の猛暑で身も心も溶けそうです。コロナも落ち着いてきたかと思えば、この夏場になり急増中。子供たちは夏休みの時期ですが、こんな調子では何処かに遊びに連れて行くのにも悩んじゃいますね。

「せめて少しくらいは」と思い、屋外の開放的なスペースで食事できる施設に行ったところ…今どきでは珍しく猿回しのイベントを行っていたのです。猿回しを観るのは10数年ぶりですが、暑い中でも元気よく俊敏に動き回っていて非常に楽しめました。

 その時に「そういえば猿のパチンコ台って昔あったなー」とふと思いだしたのですよ。でも『CR猿の惑星』でも『CRプロゴルファー猿』でも『CRF海猿』でもありません。

 西陣が1990年にリリースしたハネモノの名機『もちあげ隊』(賞球ALL13個)という羽根モノです。

究極の遊べる羽根モノ『もちあげ隊』

 役物の完成度が非常に高く、個性的な羽根モノを多く送り出した西陣。もちあげ隊の役物も、非常に素晴らしいものがありました。

 羽根モノのVゾーンといえば、手前に配置されているのが定番でした。しかし、本機は上段の奥という配置。役物の中には3匹の猿が立一列の階段状に並んでおり、手にはザルのような受け皿を持っているんです。

 羽根が開くと玉が飛び込み、左右のハズレ穴に吸い込まれずに下段の猿のザルへ乗っかればチャンス到来。そこから中段の猿、上段の猿へと玉を落とすことなくVゾーンまで運べば大当りという流れですが…この役物がまた非常に甘く、いとも簡単にV入賞するのです。

パチンコ名機・究極の遊べる羽根モノ『もちあげ隊』の画像2 大当り中であっても、その流れは通常時と全く同じ。当時の羽根モノの役物は貯留玉タイプも登場しており、通常時と大当り中では異なる動きをするのが定番でした。継続率も良く、そこそこの出玉が獲得できるタイプも多かったのですが、本機はそれとは逆をいくタイプです。

 V入賞率が高すぎるが故に大当り中もサクサクとV入賞し次ラウンドへ進むため、出玉が中々稼げないという一面もあるのでした。しかしながら「限りなく低資金でも大当りを射止める可能性が高い」という意味では正に王道。

 大衆娯楽の王様と呼ばれ、手軽に遊べた時代のパチンコとしては、実に本来の目的にかなった遊技機なのでした。とはいえ、大当りしても余程の自力連チャンにでも恵まれない限り大量の出玉を獲得するのは至難の業です。

 当時の羽根モノは最大8ラウンドまでで、完走時には1000個近い出玉を獲得できるタイプも中にはありました。ただ、本機は完走しても300個程度の時もあるため定量であった3000~4000個を獲得するのは本当に困難なのでした。

 とはいえ「お金がない時はまず『もちあげ隊』だ」というくらい、個人的にもお世話になった台。「とりあえず大当りさせたい」「遊びたい」という時には、うってつけでした。サイフに優しい庶民の味方…それが『もちあげ隊』です。

 今回は実戦でなく回想ではありますが、非常に思い出深い1台であった『もちあげ隊』。究極の遊べる羽根モノ『もちあげ隊』。

 あのレトロ遊技台専門店の『タンポポ』にも設置中とのことなので、いずれ打ちに行ってお猿さん達の雄姿を拝みたいものです。

 それではお猿さんたちの華麗な連係プレーを動画にてご覧くださいませ。ではまた。

【ひげ紳士の珍古台バンザイvol.49】もちあげ隊(西陣/ソフィア) – YouTube

電撃しらっち

電撃しらっち

業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や業界関係者への取材記事、羽根モノや一発台を特集するなどオールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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