武豊「16戦1勝」でもノットゥルノで存在感!ボンドガールは不完全燃焼も…藤岡康太のバトン引き継ぐナミュールとリベンジへ

先週末は土曜京都で9鞍、日曜東京で7鞍の計16鞍に騎乗した武豊騎手。騎乗馬の質も16頭中13頭が3番人気以内と悪くなかったものの、その内訳は1番人気で3戦全敗、2番人気で2着3回、3番人気で1勝に終わった。
今年初となる土日16鞍ということで注目を集めたが、1勝に終わったことは寂しい限り。日曜東京のNHKマイルC(G1)には、3番人気ボンドガールとのコンビで挑んだが、勝負どころで内側へ斜行したマスクオールウィンとアスコリピチェーノから不利を受けて万事休す。これにはさしものレジェンドも「アンラッキーだったね」とコメントするしかなかった。
致命的不利受けたボンドガールはまさかの不完全燃焼

ボンドガール陣営としても桜花賞(G1)に出られず、替わりに使ったニュージーランドT(G2)を2着に敗れ、藤田晋オーナーのJRA・G1初勝利もかかっていたが、インで脚を溜めて抜け出しを狙ったタイミングだっただけに、痛恨の不利を受けてしまった。
これには武豊騎手自身だけでなく、ボンドガールを応援したファンも不完全燃焼の結果だった訳だが、それだけで終わらないところもまたレジェンドがレジェンドたる所以。中央開催では精彩を欠いたが、ゴールデンウィーク最終日となった6日に行われた名古屋競馬場の名古屋グランプリ(G2)でしっかりと存在感を発揮した。
コンビを組んだのは主戦を任されているノットゥルノ(牡5、栗東・音無秀孝厩舎)。3番人気に推された前走の川崎記念(G1)を6着に敗れていたが、ここでは役者が違うと言わんばかりに8馬身差の大楽勝を決めた。
12頭立てで争われたダート2100m戦。10番枠からハナを主張したノットゥルノは速い流れでも気分よく飛ばしてマイペースの一人旅に持ち込む。後続馬の隊列が落ち着いた頃には2番手キリンジ、3番手ヒロイックテイルと大きな差が開き、最終コーナーを迎えたタイミングでも手応えは十分。最終的に3番手と2番手が替わったのみで、ノットゥルノと武豊騎手は悠々とゴール。時計の出にくい良のダートながら、2分10秒9という驚異的なレコードで駆け抜けていた。
レース後のコメントで「スタートが良ければ先手を取りたいなと思っていました」と振り返ったレジェンドだが、「思っていたよりはペースが速かったのですが、気分よく走っていたので良い感じだな」と馬の行く気に任せたレース運びはさすがだ。武豊騎手にとっても2002年アッパレアッパレ以来の2勝目となった。左回りが苦手のパートナーが狙う次の舞台は帝王賞(G1、6月26日・大井競馬場)が最有力か。

ボンドガールで不完全燃焼に終わったリベンジを期す今週末は、ヴィクトリアマイル(G1)でナミュールとのコンビが決まっている武豊騎手。パートナーは昨年のマイルCS(G1)を故・藤岡康太騎手が勝利に導いた馬でもある。同騎手が稽古をつけていたジャスティンミラノが皐月賞(G1)を制したように、勝利の背中を押してくれるかもしれない。
ウオッカに騎乗して7馬身差で楽勝した2009年に続くレジェンドの2勝目に期待だ。
PICK UP
Ranking
11:30更新
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
平成最弱のJRA日本ダービー馬はどの馬か?タヤスツヨシ、ワンアンドオンリー、ロジユニヴァース、アグネスフライト?
東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶- JRA松岡正海「超強気」発言に周囲もタジタジ……!? エージェント”公開説教”も、後任たらい回しで一匹狼化?
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 【有馬記念】武豊×ドウデュースを逆転できる候補3頭!と絶対に馬券に加えるべき“隠れ穴馬!”
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA崖っぷち調教師東西編~的場均・古賀史生・柄崎孝・本間忍ほか~
- JRA「デビュー24年」重賞勝ちゼロの苦労人が掴んだチャンス! 降ろされた馬が重賞勝ちの屈辱から4年、武豊も折り合えなかった“暴れん坊”に再登板
関連記事

「よくこんなレースを見つけたものだ」武豊ですら感心した森秀行の慧眼…NHKマイルC優勝シーキングザパールが残した国際化の足跡【競馬クロニクル 第54回】

【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力

藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着

大躍進の「若手騎手」が日本ダービー初騎乗へ!「因縁」川田将雅ジャンタルマンタルはNHKマイルCへ…武豊シュガークンに迫る末脚で優先権獲得

【天皇賞・春】武豊、横山典弘を敵に回して豪脚一閃!マヤノトップガン&田原成貴の試行錯誤が三強対決に断【競馬クロニクル 第53回】














