「夏の大本命パチンコ」に業界の大御所が言及…通常時の「〇〇」にネガティブな声!?
「夏の大本命」パチンコに業界の大御所が言及
8月7日に導入を開始した、SANKYOのビッグタイトル『Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED』。大々的にプロモーションした成果か、今なお多くのホールで高稼働を維持しており、前評判通り、いや、それ以上の活躍とも言えるが…一方で、一部ではネガティブな意見が噴出しているという。
これについて、業界のご意見番である大崎一万発氏が主宰YouTube「まんぱつ」内の動画で言及。自身としても「ちょっとどうなの?」と感じる部分が「いくつもある」とし、その理由のひとつとして「通常時のもっちゃり感」を挙げた。
そのもっちゃり感を覚える要因は「疑似2が頻発する」ことだそうで、大崎氏は「疑似2からハズレ丸見えみたいなステージに飛ぶ…というのが頻発するのが、本当に納得いかない」と憤慨。ここ最近「通常時の打ち込みを増やしていこうみたいな機械作りが増えた」ことで、「それに慣らされちゃった身からすると、『遅い』というのは本当に耐えられなくなる」とし、「レバブルアップ」カスタムとの相性の悪さも指摘した。
また、大崎氏曰く、このもっちゃり感は原作ファンからも「すごい不評」とのことで、原作で重要な「種」が「頻発して安売りで疑似2で出される」点に「納得できない」様子。「知らない人は納得できない」「知ってる人は、もっと納得できない」。となると、このマシンは「どこに向けて作ったんですか?」と首を傾げた。
「ライトユーザーには刺さっている側面がある」としたが…
加えて、大崎氏は「事前の盛り上げ方に落差もある」とし、ホール側としては「3万数千台のリリース」と説明されていたものの、実際は「5万台以上出ている」模様。「台作りの信頼感」や「タイトルの強さ」から「動くだろう」と購入したものの、「5万台と知っていたら台数を抑えた」とするホールも少なくないそうで、これについては大崎氏も「いかにビッグタイトルであれ、台数が出すぎちゃうと分散しちゃって、平均的に1台あたりの稼働が下がってくる」と納得した。
反面、「僕らからすると、台数が多いとお店同士の戦いになって状況が良くなる」とも述べ、「台数の多い少ないは、打ち手側とお店さん側では意見が分かれる」と持論を展開。ただ、台数の多さによってホール側の「育成意欲」が削がれたことは間違いないとし、「運用的にはちょっと厳しいなってお店が多くなっている」と嘆いた。
とは言え、全体的に見ると稼働が良好であることは事実。「ライトユーザーには刺さっている側面がある」としたが、本機に関しては「メーカーさんが儲かって、導入したお店が儲かって、ユーザーが増えれば八方丸く収まる」中、「メーカーさんが得した側面が1番大きい」ことから、不満の声が散見されると推察した。
誰もが認める大ヒットタイトル『新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~』は、「ビッグヒットなんて無理だという中で出てきて時代を塗り替えた」とは大崎氏。それを超えるマシンが出てこなければ「パチンコの市場はもっともっと小さくなるし、打ち手もガッカリということが続く」とし、「メーカーさんには奮起していただきたい」とエールを送った。
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