パチスロ『番長』メーカー”下剋上”で地位逆転!? 「1000枚超え」狂乱スペックが「王者陥落」に追い打ちか
パチスロ業界で躍進し続けるトップメーカー大都技研。既存のコンテンツに頼らない「独自路線」でヒット機種を量産する同社だが……大都技研の代名詞『押忍!番長』シリーズに陰りが見え始めた?
今月21日にデビューを飾った、大都技研が誇る看板コンテンツ『秘宝伝 Rev.』。4号機時代から人気を博してきた待望の新作にファンから熱視線を浴びている。
ノーマル+ARTというスペックで登場した本機だが、ゲーム数でも差枚数でも無い「冒険×ライフ管理」による新感覚なシステムを採用。ART中は冒険攻略を有利にする様々なアイテムが存在し、アイテム獲得ゾーン「ベロベロプライズチャンス」では秘宝石の数に応じてガチャガチャが可能だ。
金・銀・虹カプセルが獲得できる本システムは、秘宝石を10個所持していると「10連ガチャ」に性能が変化。その恩恵として「レアアイテム確率UP+おまけガチャが1回追加」とソーシャルゲームさながらのゲーム性に富んだ仕様となっている、
さらに、伝統の「チャンス目が出玉のカギ」や「高確率経由のART」が本作でも踏襲されるなど、さまざまなファン層をターゲットにした本機への注目度は当然ながら高い。
「これまでの『5.9号機種』の特徴だった『リミッターを目指す仕様』とは異なり、1000~2000枚前後でリミットを迎える『冒険型ART』は導入初日から好評のようです。
有利区間で定められている押し順ナビ『最大1500G』までの到達率が低い分、1000枚レベルの出玉獲得率は5.5号機の人気機種『押忍!番長3』を超える設計と、関係者の間で言われていますからね。
もちろん出玉を求めるユーザーからは『有利区間まで行かないのかよ』『物足りない』と不評ですが……」(記者)
射幸性を求める一部ユーザーからの評判は低い印象だが、まとまった出玉を得られやすい本ゲーム性を称賛する声も目立つ『秘宝伝 Rev.』。
さらに、スピンオフ作品である『クレアの秘宝伝』の新作が一部関係者の間で注目を集めている状況。大都の二枚看板『秘宝伝』の勢いはさらに増しそうな気配だが……。
「現在好調の『秘宝伝』に対し、大都の一番手『押忍!番長』への評価は厳しい印象です。これまで『番長』シリーズはスピンオフを除けば、失敗の経験はほぼ皆無。『番長3』は現在もホールの主役として活躍中ですしね。
ただ、シリーズ初のノーマル機で登場した『番長A』は、成功したとは言い難いイメージ。ユーザーからは『番長に泥を塗った』なんて声も聞こえてきます。信用ある強大コンテンツだけに、失われた「ブランド力」は大きいでしょうね……」(同)
長きにわたって『番長』の背中を追いかけていた『秘宝伝』だが、現状の評判を見る限り、いつ追い抜いても不思議ではないだろう。
是非「ノーマルスペック」ではない、本来の『番長』で同じ土俵に立ってほしいところだが……爆発力で人気を博した機種だけに、出玉規制が間違いなく「鬼門」になってくるはずだ。
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