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キタサンブラックも「一要素」に過ぎない!? モーリスにドゥラメンテ……ファン渇望の「ドリーム宝塚記念」は実現するのか

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douramente.jpgドゥラメンテ(競馬つらつらより)

 1日に行われた天皇賞・春(G1)は、キタサンブラックが武豊騎手の見事な”逃げ”のエスコートでG1競走2勝目を手にした。好メンバーが揃った同レースを勝利した価値は大きい。

 キタサンブラックの次走は、適性から考えても夏のグランプリ・宝塚記念が第一候補とみて間違いないだろう。阪神競馬場での好走歴もあり、距離やコース不安はない。引き続き武豊騎手が手綱を取るのかにも注目が集まる。

 菊花賞に続いてG1を制し、世代トップクラスの実力を有しているのがはもう誰もが認めているところ。通常なら、宝塚記念出走で「1番人気」に推されてもおかしくはない状況だ。

 だが、これはあくまで”可能性”の段階にすぎないものの、今年の宝塚記念、キタサンブラックが1番人気になるのは非常に厳しそうなメンバーが集結するのでは、ともっぱらのウワサだ。

 まず、前走ドバイシーマクラシック(G1)で、落鉄の不利がありながら勝利馬である欧州の怪物ポストポンドの2着とした「現役最強馬」ドゥラメンテ。今年は骨折明けの中山記念でアンビシャスやリアルスティールに完勝しており、いまだ国内での評価は揺るぎない。国際レーティングでも121ポンドで現在4位と、世界的にみても「日本のエース」の位置づけだ。同馬もまた、次走に宝塚記念を予定しているという。このレースに勝利して弾みをつけ、秋の凱旋門賞挑戦に向かいたいということだろうか。なんにせよ、出走すればこの馬が「主役」となるのは間違いない。

 さらに、不確定度は非常に高いものの、1日に香港のチャンピオンズマイル(G1)を圧勝したモーリスにも「宝塚参戦」の可能性があるという情報が。本来なら安田記念が妥当なところだが、国内と香港のマイルG1はすでに総なめにして「アジアマイル王」の称号はすでに手中に収めている。そのポテンシャルの高さや圧倒的な強さから「距離延長」という声は内外から多いのも事実。疲れやすい馬だけに陣営は慎重に判断するようだが、もし出走すればモーリスが「中距離でも最強」なのか否か、最大級の注目を集めるのは間違いない。

 参戦の可能性を語られるこの2頭に加え、昨年の同レース覇者であるラブリーデイ、昨年3着でジャパンカップを勝利したショウナンパンドラも順調にいけば出走するとみていい。最強の「ベテラン勢」が貫禄を見せつける可能性も否定できない。

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