GJ > 競馬ニュース > 米最高峰の舞台に立った隻眼馬  > 2ページ目
NEW

競馬版『無限の住人』!? 米最高峰の舞台に立った「独眼竜」馬に熱視線も、意外と多い「隻眼の強豪」

【この記事のキーワード】, ,

 キョウエイレアは、入厩後の事故により左目の視力を失った。だが、そのハンデを物ともせずに1984年の高松宮杯(当時、G2)で優勝するなど、34戦9勝をあげている。その姿から「独眼竜」とも呼ばれ人気を博した。

 デビュー後、ウォーキングマシンでの調整中に右目をぶつけて失明したのはルーベンスメモリーだ。隻眼なれども、着実に成績を積み重ね6歳時にはOPクラスにまで上り詰めている。だがOPの壁に跳ね返され、その後は勝利を上げられず、翌年に引退。現役時の主戦騎手は柴田善臣騎手が務め、2005年の年間100勝目を同馬で飾った。その時の勝利インタビューで、「自分の100勝より、この馬の1勝を大事にしたい」と話したことは、いまだにファンの中で語り草となっている。

 ハート模様のアイパッチが縫い付けられているメンコがトレードマークとなり、人気を得たのはニシノチャーミーだ。06年7月のデビュー戦、8月の函館2歳S(G3)を連勝。今後が期待されたものの、その年の秋に放牧先で左目を負傷し、眼球摘出の憂き目に遭ってしまう。それでも現役を諦めることなく、桜花賞(G1)、キーンランドC(G3)に出走するなど活躍した。

 ケンタッキーダービーに出走した隻眼馬のパッチが、今後続けて開催されるプリークネスステークス(G1)、ベルモントステークス(G1)らに出走するかはまだ不明だ。だができることならば、パッチが漫画『無限の住人』(講談社)の主人公・万次さながらに、レースで縦横無尽に暴れる姿を見てみたいものだ。

競馬版『無限の住人』!? 米最高峰の舞台に立った「独眼竜」馬に熱視線も、意外と多い「隻眼の強豪」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  8. 宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
  9. JRA「審議」高松宮記念(G1)ダイアトニック3着に疑問の声、続々!? 安藤勝己氏「まともなら勝ち負け」みんなのKEIBA「明らかに勝っていた」
  10. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?